メジャーリーグでMVPを受賞した大谷翔平選手が、授賞式ディナーに出席して流暢な英語でスピーチを披露しました。
チームメートや日本のファンたちに向けて、感謝の気持ちを述べました。
2018年からメジャーリーグで活躍している大谷翔平選手ですが、海外での生活も長くなり、英語力も相当上達していることでしょう。
スピーチでは流暢な英語力を披露し、チームメイトとは英語で喋っているのに、インタビューでは日本語で答えていることで有名です。
今回は、なぜ英語が上手いのに大谷翔平選手がインタビューでは英語で答えないのか、その意外な理由に迫ってみました。
大谷翔平の英語力はどのくらい
高校時代からメジャーリーグでのプレイを視野に入れていた大谷翔平選手は、日ハム時代に英語の勉強を本格化し、チームメイトであるメンドーサ選手(2014‐2017年)と常に英語でコミュニケーションをとっていたそうです。
ロッカーが隣同士だったそうですね。
当時の大谷翔平選手は
「英語ですか?趣味としてやっています。」
本格的な勉強ではなく、あくまでも“趣味”として英会話を勉強していること明かしていました。
高校時代から成績が良かった大谷翔平選手にとって、勉強することは苦ではなかったのかもしれませんね。
大谷翔平選手は「インプット」と「アウトプット」を繰り返し、英語力を身につけてきました。
このインプットとアウトプットのバランスが素晴らしいですよね!
「時間がなくて勉強が出来ない」という言い訳は大谷翔平選手の前では通用しませんね(-_-;)
2018年にはエンゼルスの一員となりますが、チームメイトもその英語力を認めています。
チームメイトのダビッド・フレッチャー内野手によると、大谷選手の英語力は10段階評価で6.5くらいだと評価しています。
また「彼は英語を話す。話せないかのように振る舞いたいんだ」と答えたそうです。
今や通訳の水原一平さんがいらなくなるのではというレベルにまで達してきているようです。
野球だけじゃなくて英語の勉強もしっかりしていたなんて、本当に尊敬ですね。
アメリカのスポーツメディアBally Sports Westが大谷翔平選手が英語でインタビューに答えている様子を公開しています。
インタビュアーは元エンゼルスの投手マーク・グビザさんです。
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- ドラマ「ストレンジャー・シングスの好きなキャラクターは?
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- 回答➡ダスティン
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- 好きなゲームは何?
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- 回答➡クラッシュロイヤル
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- 誰とゲームをプレイするの?
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- 回答➡デビッド・フレッチャー
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- 400フィートのホームランを打つのと100マイル(時速160キロ)の球を投げるのはどっちがいい?
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- 回答➡ホームラン
これらの質問に大谷選手は的確に回答しています。
また下記のインタビューの冒頭では、しっかりと受け答えをしている大谷翔平選手です。
とてもナチュラルな会話(キャッチボール)をしているように見えます。
2023年3月に開催されたWBCでは、度々ベンチでヌートバー選手と会話をしたり、外国人審判員とも会話されている様子が見られましたね。
全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部主催の晩餐会に出席した大谷翔平選手。
2023年、アメリカンリーグトップとなる44本塁打を放つなど自身2度目となるリーグMVPを受賞し、約2分間の英語スピーチを披露しました。
英語力に注目しがちですが、自身と関わる全てのスタッフやファンに感謝の気持ちを述べられていて、大谷翔平選手の人となりが伝わってくるスピーチですね。
大谷翔平選手の英語力は高く、通訳も必要ないくらいのレベルに達しているでしょう。
しかし、インタビューにも対応出来る英語力を持ち合わせているはずなのに、あえて英語で喋らない理由はなぜなのでしょうか。
大谷翔平が英語で話さない理由
・英語で的確な表現をする自信がない
・スキャンダルを避けるため
・英語と日本語のニュアンスの違い
英語で的確に表現をする自信ない
大谷選手がインタビューを日本語で答える理由は、英語力に自信がないからといわれています。
とは言っても後ろ向きな意味ではありません。
日常会話やヒアリング力には問題ありませんが、インタビューとなると伝えたい事が的確に伝わるか不安があるようです。
母国語でない選手に対してインタビューが必ずしも、会話のスピードやテンポを相手に合わせてくれるとは限りません。
相手の言っていることを聞き取り、瞬時に言いたいことや伝えたいことを英語で100%表現することは難しいものです。
ファンとしては喜びの声を本人の声で聞けたら嬉しいとはものですが、的確に「伝える」という意味では、その役目は通訳である水原一平さんの領域と捉えているのかもしれません。
スキャンダルを避けるため
英語でインタビューに答えることで、大谷翔平選手が意図していない表現をマスコミに取り上げられてスキャンダルになる可能性も考えられます。
「Yes」「No」などシンプルな言い回しでも、単語1つの意味に複数の意味を持っているなど、インタビューで間違った言い方をすると、そのまま訂正出来なかったり、切り取られたりすることで、やっかいなトラブルに巻き込まれる可能性も考えられます。
英語と日本語のニュアンスの違い
日本語と英語で伝わるニュアンスには違いがあります。
例えば
例:Don’t you like sushi? (お寿司は好きじゃないんですか?) という否定疑問文。 肯定する(好き)場合 日本語:いいえ、好きです。 英語 :はい、好きです。 (Yes, I do) 否定する(嫌い)場合 日本語:はい、好きではないです。 英語 :いいえ、好きではないです。 (No, I don’t) となります。 日本語と英語では否定疑問文への「はい」「いいえ」が逆になってしまうので注意ですね。
文化や言語が異なるとちょっとした言い回しの違いによって誤解を招く可能性があるので、それを避けるためにも日本語でインタビューに答えた方が賢明だと言えます。
大谷翔平選手は野球に集中するために、これら3つの理由からインタビューは日本語で答えるようにしているようです。
ただし!
大事な場面やインタビューにおいては、日本語で答える大谷翔平選手ですが、チームメイトとは積極的に英語でコミュニケーションを取っているようです。
確かに“言語は壁になる”こともありますが、チームに溶け込むには下手な英語でも自分から積極的に話しかけていく姿勢が大切だと思います。
まとめ
メジャーリーグでMVPを受賞した大谷翔平選手が、授賞式ディナーに出席して流暢な英語でスピーチを披露しました。
今回は、大谷翔平選手がインタビューで英語で答えない理由について紹介しましたが、全ては大好きな野球に専念するためだったようです。
大谷翔平選手が高校時代に書いた目標達成シートに表れているように、目標に向かって計画的にひたすら努力する姿は脱帽ですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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