芸能人の不倫騒動の分かれ目とは?不倫夫(妻)への対応で株を上げた妻(夫)は誰?

「不倫は文化」や「ゲス不倫」など、これまで様々な迷言を世に送り出してきた芸能人の不倫会見。数多くのしくじりを見ている筈なのに、不倫のニュースは後を絶ちません。

そんな中、きっちりと禊を済ませ、何事もなく芸能活動を続けるタレントもいれば、未だバッシングやイメージダウンのために芸能活動に苦労するタレントもいます。

一体、この差は何なのでしょうか?

最近では、人気ロックバンドDragon Ashのボーカル降谷建志さんの不倫対応について、ネット上でかなり厳しい声が向けられています。現在2人は別居しており、離婚に向けて話し合っているようです。

今回は、不倫対応について株を上げた人、逆に株を下げた人の例を紹介しながら芸能人の不倫騒動の分かれ目とは何か?について調べてみました。また、不貞行為をした当事者の妻(夫)の「神対応」によって騒動を収めたケーススタディも紹介します。

(※筆者は不貞行為を正当化していません)

芸能人の不倫騒動(会見)の評価の分かれ目とは?

倫騒動(会見)の評価の分かれ目は「事実の公表」「謝罪」「大人の対応」でしょう。

芸能人の不倫会見を見ていて、大前提として「事実ならばきちんと認める」「しっかり謝罪する」ことが重要です。

基本的に不倫問題は夫婦の問題です。当事者同士以外は部外者でありますが、芸能人の職業的な特性上、多方面に迷惑をかけてしまった“けじめ”として会見が必要であるという意見もあります。

Tomoちん
Tomoちん

不倫会見不要派としては「プライベートだから」「家族や仕事関係者に謝罪するだけでいい」「当事者同士の問題なので、マスコミや視聴者が騒ぎ立てる必要はない」という意見もあります。
不特定多数へ向けた発信や、報道のあり方にも課題はありそうですね!

そんな中、誠意ある反省、毅然とした振る舞い、大人の対応、取材陣への気遣いによりあっぱれと思わせてしまう「大人のいなし方をする」ことも評価のキーポイントになりそうです

会見の見本とまで言わしめた好例として、三遊亭円楽師匠がいます。

最後には「笑い」というオチに変えていました。

まさに災い転じて福となすですね。

円楽師匠は会見で着用したスーツを「妻が用意してくれた」と言い、「(スーツが入っていた)袋の下に頑張れてって書いてあった」と告白します。「身から出た錆ですって言ったら、『錆も味になるわよ』って言ってくれた。うまいよね」と夫婦のやり取りを明かすと、ファンや関係者に向けて目に涙を浮かべながら「高座で返していきたい」と誓いました。

そして「今回の騒動とかけまして、東京湾を出ていった船と解きます。(その心は)コウカイの真っ最中」という謎掛けまで披露しました。

すべての責任が自分にあることを認めながら、きちんと笑いまでとったことで、まるで“見本”のような謝罪会見だと一部マスコミからは称賛されました。

個人的には奥様があっぱれだと思います。

不倫によって傷つけられた人がいることを思うと、現実的に笑いに変えることは至難の技でしょう…。

不倫(会見)は経験しないに越したことはありません。しかし、自分自身や家族の進退がかかったそんな窮地の場面で、芸の腕や人間性を発揮する人もいるようです。一部の視聴者にとっては、そんな部分も評価の判断材料になるのかもしれません。

不倫騒動(会見)で株を上げたタレントとは?

不倫報道を“こじらせない”ことが、叩かれるかどうかの分かれ目のようです。“すべてを認め、自虐ネタにまでする”というスタンスは、不倫報道を鎮静化する最善策なのかもしれません。

こちらでは2人のケースをピックアップしてみました。

ケース①:袴田吉彦さん

“アパ不倫”こと俳優の袴田吉彦さんです。2017年5月に不倫疑惑が報道され、その後河中あいさんと離婚したことを発表しました。その後、2017年大晦日に日本テレビ系列で放送された『笑ってはいけないアメリカンポリス24時』では不倫をネタにした仮装を披露し、バラエティに活躍の場を広げました。

不倫報道から離婚にまで至りながら、テレビ出演が増え再ブレイクしました。なぜ世間の批判を上手くかわせたのでしょうか?

イケメン俳優のイメージを捨て、自虐ネタをどんどん披露してとにかく“突き抜け”ました。視聴者も“バカ負け” した格好ですよね。二枚目俳優とのギャップのせいか、一際バラエティ映えしました。

当事者である元妻の河中あいさんですら、自身のブログで以下のように寛容なコメントしています。

きちんと謝罪もして頂いてますし、バラエティに出て良い方向にいくのであれば私も大賛成です。振り切ってて、逆に私も笑ってしまえるということはもう過去のことといいますか…

河中あいオフィシャルブログ

不倫騒動(会見)で評価を下げるどころか、俳優ながらバラエティ番組で再ブレイクを果たすという稀有な例だと言えます。そんな“ウルトラC”を可能にさせたのは、不倫報道を“こじらせなかった”ことにありそうです。

その後、元妻の河中あいさんは再婚されました。

袴田吉彦さんも再婚をして、2人共に新しい幸せを見つけたことで、終わりよければ全てよしといったところでしょうか。

ケース②:原田龍二さん

2019年5月31日、複数の女性ファンとの不倫が報じられた俳優である原田龍二の謝罪会見が行われました。

フランクなムードでも厳しい表情を崩さず、全ての質問に生真面目に回答しました。

会見終了後、取材陣は「謝罪会見で笑いそうになったのは初めて」「笑い声をこらえて震えてしまい、速報が書けなかった」と盛り上がりを見せていました。謝罪会見にもかかわらず、報道陣を楽しませ満足させたことで、過度な追求を回避したことに繋がったとも言えます。

年末には日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の大みそか特番でみそぎ出演しました。長く尾を引かなかった謝罪会見は珍しいお手本だったとも言えます!

原田龍二さんは会見で記者からの質問をすべて受け止め、不倫の事実を完全に認めたところ、“愛されキャラ”が世間に知れ渡ることとなり、その後仕事が増えていきます。

一方で奥様である原田愛さんは葛藤や苦悩もある中で「原田、アウト~!」と笑いに転じていて、個人的には強くてすごいなと感心してしまいました。原田龍二さんも奥様のことを「神様」と言っていますが、ぜひ大切にされて欲しいと思います。

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不倫騒動(会見)で株を下げたタレントとは?

ケース①:乙武洋匡さん

2016年3月、5人の女性との不倫関係が報じられた乙武洋匡さん。2001年、早大時代の後輩と結婚し、2男1女の父親でしたが、奥さん以外に複数人の女性と関係を持っていたようです。爽やかなイメージがあっただけにその裏の顔が暴かれて衝撃的でした。

終いには奥さんまでも謝罪文を公表。その中で奥さん自身にも「責任の一端があると感じております」と謝罪したことに違和感を覚えた人が多かったようです。ネット上では、妻にまで謝罪させた乙武洋匡さんの対応にも批判が集中しました。

結果、2人は離婚することになります。

ケース②:渡部建さん

お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さんが佐々木希さんという妻と子どもがいながら、複数の女性と不倫をしていたという報道が流れます。

仕事も順調で、美人の妻を持ち、お子さんにも恵まれて、幸せの絶頂期。しかも、佐々木希さんは小さな子供の育児中であり大変な中の不倫騒動でした。また不倫相手とは六本木ヒルズの多目的トイレで関係を持ち、帰り際に1万円札を渡していたことを暴露されて、女性を軽蔑した言動が注目されてしまいました。

2022年2月5日、芸能活動の再開を発表し、2023年4月には第2子が誕生されています。

奥様である佐々木希さんには頭が上がらないでしょうね…。

報道から約半年経って記者会見を行いましたが、一度与えてしまった「気持ち悪い」という印象はなかなか拭えないので厄介です。「僕自身の行動、生き方で信頼を回復していく」と本人が語っていたように、お子さんのためにも今後の生き方が大切ですね。

ケース③:小室哲哉さん

2011年にくも膜下出血で倒れたKEIKOさん。KEIKOさんは一命を取り留め、小室哲哉さんが献身的に支えているものと思われていましたが、2018年1月に小室哲哉さんの不倫が発覚。すぐに釈明会見を開きましたが、会見からの突然の引退発表。

小室哲哉さんが涙ながらに語った奥様であるKEIKOさんの介護疲れや自身の突発性難聴、さらには男性機能がないことまで晒して肉体関係を否定するなど、見ているほうも苦しくなるような会見となりました。擁護の声が上がる中、事態は一転。KEIKOさんの親族は小室の会見は嘘ばかりであると主張したのです。

そこからやく3年にわたる“離婚闘争”の期間を経て、ついに離婚が成立しました。

最近はKEIKOさんの体調もだいぶ復活されたようで、またあの素敵な歌声を届けて欲しいと願うばかりです。

ケース④:降谷建志さん

30代前半の女性との不倫が報じられた人気ロックバンド・Dragon Ashのボーカル・降谷建志さんの対応について、ネット上でかなり厳しい声が向けられています。

インスタグラムのストーリーズに、〈既に一緒に暮らしていない事も、離婚をする事も事実です。今年の頭に二人で話し合って決めました。息子も理解をしてくれています。15年共に歩んで来たチームの出した決断ですので、そっと見守っていただけたら幸いです。宜しくお願い致します。〉と、すでに離婚に向けて話し合っていると報告します。

ネット上では批判的な声が多いようです。

浮気した側が先に発表するってなんか嫌だな。話し合って出した決断とか、息子も納得しているとか、自分が悪くないような感じも受けてしまう。

反論をしないということはつまり不倫は事実ですよね。それなのに、チームの決断とかいうかっこつけはダサい。

不倫しておいてチームだなんて表現するの違和感しかない。 記事通りなら男下げた…

文春からの質問はスルーしておきながら、インスタで不倫には触れずにいきなり離婚すると発表しており、そこに対しては“ダサい”という意見が圧倒的に多いようです。

家族を“チーム”と呼んでいる点についても、“カッコつけている”と言われています。また、24時間で消えるストーリーズに投稿しているのも、逃げているような印象を与えているでしょう。

今回の不倫報道と“ダサい対応”が出たことで、世論は完全にMEGUMIさんの味方になっています。

タレントとしての“格”も逆転したと言えるでしょうね。

一方、 不倫報道後の記者会見ですべてを認めたといえば、降谷健志さんの実父である故・古谷一行さんもその1人です。1992年にセクシー女優が週刊誌に古谷さんとの不倫を告白。その後、古谷一行さんは記者会見を開き、“やりました”と洗いざらいすべて話しました。逃げも隠れもせずに、“やりました”と認める潔さは清々しささえ感じますね。

今回の 不倫報道の対応で株を下げてしまった降谷建志さん。実父の過去の行動からしっかり学ぶべきだったのかもしれませんね。

不倫騒動(会見)で神対応を見せた妻(夫)とは?

“不倫夫”への対応で株を上げた妻たちも少なくありません。一体、何が違うのでしょう。

女性は自分ごとと重ね合わせて考える為、不倫騒動などはスカッとさせてくれることが大切。

妻の尻に引かれる夫、シュンとなっている姿をみせることで共感を呼びます。“かかあ天下”が家庭の平和を呼ぶといったところでしょうか。

ケース①:小川菜摘さん

ダウンタウンの浜田雅功の妻で女優の小川菜摘さんです。 2014年に浜田雅功さんの不倫が報じられた際、小川菜摘さんはブログで「彼は羽目を外し過ぎ、伸ばし過ぎた羽根を、家族にバキバキに折られ、その羽根をそっと畳み、意気消沈ゴリラになっています。そんな彼を、私たちは変わらず笑顔で支えていこうと思っています」と綴り、事態を収めました。

「意気消沈ゴリラ」まさに笑いに転じましたね。

ネット上では「神対応」とも評されています。まさに芸人の妻の鑑ですね。

ケース②:金子恵美さん

妊娠中に巨乳タレントとの不倫が発覚した元衆院議員の宮崎謙介さんの場合、妻の衆院議員である金子恵美さんが「恥をかいてきなさい」と毅然とした姿勢を示し、会見させたことが報じられ評判となりました。

2020年には二度目の不倫報道がありました。

金子恵美さんは自身の著書「許すチカラ」を出していますが、こう何回も不倫を繰り返す旦那さんを許せるのは、個人的には理解不能ですね。

ケース③:うつみ宮土理さん

愛川欽也さんとおしどり夫婦で知られたうつみ宮土里さん。2007年に愛川欽也さんの不倫報道を受けて「あんたカッコいいじゃん。世間は“現役”だと思うよ」と話したと言います。本心は知る術がありませんが、夫を手玉にとる器の大きさが話題を集めました。

ケース④:三田寛子さん

2016年、中村芝翫さんの不倫が発覚。やわらかい笑顔とはんなりとした口調で、不倫をした夫に釘を刺しつつ、歌舞伎役者としてはまだまだれからの息子たちのためにも「家族5人で頑張ります」とアピールしました。この対応は絶賛されたが、個人的にはあざとさに磨きがかかった印象も受けました。


その後、度重なる不倫が発覚し、現在は別居中のようです。梨園という特殊な世界で奮闘する糟糠の妻をないがしろにして、不倫は芸の肥やしと見る風潮は、今の時代に合っていないように感じます。

ケース⑤:瀬戸サオリさん

ジャングルポケットの斉藤慎二さん。2023年8月、美人キャバ嬢との不倫を報じられました。

夫の遊びは覚悟の上で結婚しましたので小さなことは見逃してきましたが、このような形でみなさまの思いを裏切る結果を受けて、これからどうすれば夫婦ともにみなさまに愛される存在となっていけるか時間をかけて話し合っていきたいと思っております。

瀬戸サオリインスタグラム

1度目ならまだしも2度目となると、いくら奥さんが許してくれたとしても世間はそんなに甘くはないのが現実です。SNS上では手厳しいコメントも多くありました。

いくら奥さんが許しても、ずっと良い人ぶっていた分だけファンは裏切られた思いが強い。

もう彼をテレビでは観たくない

1度目の不倫報道の時には、メンバーの太田博久さんやおたけさんの援護射撃のおかげで笑いに変えることも出来ましたが、さすがに2度目となると、もう誰も笑ってくれないかもしれないですね。

まとめ

今回は、不倫対応について株を上げた人、逆に株を下げた人の例を紹介しながら芸能人の不倫騒動の分かれ目とは何か?について調べてみました。また、不貞行為をした当事者の妻(夫)の「神対応」によって騒動を収めたケーススタディも紹介してみました。

「不倫」は必ず誰かが傷つくものです。

人間は完璧ではないので、時には間違いも起こすものです。

しかし、犯してしまった間違いをどう反省して、どう生かしていくか、また失ってしまった信頼をどう取り戻していくのかはその後の行動で示していくしかないのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!