活動休止中の「嵐」は今後どうなる? デビュー25周年目にして解散?再始動?

元ジャニーズ事務所(現・株式会社SMILE-UP.)の創業者である故ジャニー喜多川氏の性加害をめぐる問題で、改めてアイドルグループ「嵐」のメンバーの動向に注目が集まっています。

1999年にデビューし瞬く間に国民的アイドルへと成長するも2020年末に活動を休止。

来年は結成25周年を迎えるメモリアルイヤーに突入します。当初は、今年の年末にも再始動かと言われていました。休止後は個々が活躍する中で、グループ5人での復活を心待ちにするファンは期待半分、諦め半分という状況です。

やはり「嵐」の再活動を望む声や期待は大きく、”復活ライブ”などが実現した時のためにファンクラブを更新し続けるファンが多くいるのも現状です。

そんな中で起きた今回の事務所を揺るがす大騒動。今は、社名を『SMILE-UP.』に変更したばかりで、所属する多くのタレントたちの契約や活動もままらない状況です。嵐も例外なくその渦中にいます。

まもなく活動休止から3年、メンバーからは復活を匂わせる発言があったり、解散の可能性も報じられたり、一体どうなるのか気になるところです。

そこで、今回は活動休止中の「嵐」は今後どうなる? デビュー25周年にして解散となるのか、再始動 の可能性はあるのかについて調べてみました。

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2020年12月31日 「嵐」活動休止

2017年、大野智さんが他のメンバー4人全員を集め、2020年をもって嵐としての活動を終えたいという意向を表明し、以来、何度も話し合いを重ねた結果、嵐としての活動を休止するという結論に至りました。2019年1月27日メンバー5人全員で記者会見を開きました。

会見では「5人でなければ嵐じゃない」という言葉が繰り返され、解散を一切否定しています。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、2020年に予定していた多くの活動が中止となりましたが、休止する期限は何年もかけて決めた相当な覚悟を持っての決断であったため「期限の延長」というような判断には至らず、当初の発表通り2020年12月31日をもって活動を休止しました。

櫻井翔さん、松本潤さん、二宮和也さん、相葉雅紀さんはそれぞれドラマ、映画、レギュラー番組、CMなどに出演し、個人での活動の場を広げています。

大野智さんは当初の発表通り、2021年より芸能活動を休止しています。

2021年以降4人揃ったメディア向けの活動は2021年11月3日の『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』の先行初日舞台挨拶への登壇のみです。

25周年「嵐」の再始動の壁となるのはジュリー氏?

株式会社ストームレーベルズに会社名変更(2024年1月1日〜)

嵐のプライベートレーベルとして2001年設立の「株式会社ジェイ・ストーム」は公式サイトで「2024年1月1日より、株式会社ストームレーベルズ(英語表記:Storm Labels Inc.)に会社名を変更させていただくこととなりました」と社名変更を掲載。

前社長の藤島ジュリー景子氏は先の会見で「すべての関連会社から代表を降ります」と発表したが、株式会社ストームレーベルズ(英語表記:Storm Labels Inc.)は代表取締役のままのようです。

タレントのマネジメントには関わらないが、コンサート収益などは今後も離さないということなのでしょうか…。

活動休止の際「次は25周年だね」と内々に5人で約束したとされます。

25周年には5人で再集結し、アニバーサリーコンサート開催などをファンは期待しています。

しかし、故ジャニー喜多川氏によるの性加害が社会的に大きな問題になり、ジャニーズ帝国は崩壊。

5人にとって「嵐」は何よりも特別で大切なものだと思います。

この先もグループの名前がなくなるようなことは避けたいと思っているはずです。ファンの期待に応えて記念ライブをやるならば当然、嵐の楽曲を披露するでしょう。

少なくとも25周年までは藤島ジュリー景子氏のもとを動かない、いや動きたくても動けないのではないでしょうか。

再集結後の活動はジュリー氏が社長を務める株式会社ストームレーベルズとなるのでしょうか。

Tomoちん
Tomoちん

活動休止の前年、2019年の結成20周年5大ドームツアーでは、50公演で237万人超を動員しています。
ライブ映像やベスト盤などで、巨大な収益をジャニーズにもたらしました。

熱狂的ファンは健在で、動員力も見込めます。

結成25周年の嵐がもたらす稼ぎをソロバンではじけば、稼ぎ頭の嵐メンバーには「最後の奉公」をさせようという見方もあります。

タレントのマネジメントの仕事から離れるとしつつも、5人のグループへの思い、ファンの熱意を食い物にしていこうという腹が見え見えだけに、メンバーもファンもその胸中は複雑なのではないのでしょうか。

ファンクラブ年間収入は120億円

嵐のファンクラブ年会費4000円会員数は約300万人と言われ、年間120億円の収入がはいります。事務所にとっては手放せない収入には違いありません。

社名を『SMILE-UP.』に変更したばかりで、ファンクラブ会費の使い道にも疑問が持たれています。

旧ジャニーズ事務所の負の遺産である被害者への補償などのために「解散させられないだけでは?」と疑心暗鬼になるファンも少なくありません。

嵐のファンクラブに入ってるファンは皆、再び歌って踊る姿を見たいと望んでいます。そのために年間4000円払っていると思う。大野くんが完全拒否したなら、私達は詐欺にあってる感じもするんだけど…

櫻井翔くんもさ、5人で説明受けたとかさ、何だか嵐の復活あるかもよ? みたいなのやめてほしい

嵐は4人でやるか、新しい人を入れて続ければ良いじゃないですか? もういい加減大野くんを自由にしてあげて下さい。堂々と副業やってるのは嵐に名義貸してるだけなんですよ。いつまでも復帰しないと会費だけ払ってるファンを欺いていることになりませんか?

嵐のファンクラブに入ってる友達から2025年までは退会しないでおこうと言われたけど……希望が持てないから継続するの辞めようかな

嵐のメンバーも今や全員40代になりました。

タレント自身はもちろん、待ち続けるファンのためにもケジメの時が来ているのかもしれません。

2024年は「嵐」結成25周年。今後のグループ活動はどうなる?

嵐は2020年12月31日をもってグループとしての活動を休止中ですが、解散したわけではありません

果たしてジャニーズが新たに設立するエージェント会社と契約するのか、“辞めジャニ”の流れに乗って退所するのか。元副社長の滝沢秀明氏の設立した「TOBE」に合流する可能性もあるのではないか、などその去就が注目されています。

櫻井翔さんはキャスターを務める日本テレビ系「news zero」にVTR出演した10月2日、「5人そろって説明を受けた」とし、こんなコメントをしている。

「(エージェント会社になることで)自由度が増えたりする一方で、自分自身の責任も大きくなってくるなと思います。全ての可能性をテーブルにのせてじっくり考えていかなきゃならないなと考えている。ここ最近メンバーと密に連絡を取っているので、メンバーと相談しながら5人で考えていけたら」

いよいよ再結成か?とファンに期待を持たせたばかりだったのですが、週刊文春では櫻井翔さんが“エージェント契約を渋っている”という記事が報じられました。

メンバー5人の動向は?4人退所&松本潤だけ残留!?

創業者の故ジャニー喜多川氏の加害問題を巡って、大きく揺れているジャニーズ事務所。

大手企業の間では同社所属タレントの広告起用を見直す動きが広がっており、“絶縁宣言”をする企業もあるなど、あらためて事務所は窮地に陥っています。

旧ジャニーズ事務所の会見後、相葉雅紀さんを広告に起用している損害保険大手の東京海上日動火災保険は契約を更新しないことを決定。

また、二宮和也さんを広告に起用している伊藤ハムは契約を更新しないことを決定。

一体、5人のメンバーの今後の動向はどうなるのでしょうか。

大野智

活動休止後、大野智さんは一切の芸能活動をしていません。

大野智さんはそれまでの芸能活動に疲弊し、心身ともにボロボロになってしまいましたが、今は東京と宮古島を行き来する生活を送っていて、かなりリフレッシュできているのではないでしょうか。

現地ではバーをオープン。都内でも賃貸アパート経営、来年には宮古島でのリゾート事業もスタートすると報じられています。

8月24日日配信の『デイリー新潮』の記事では、大野智さんの活動休止の背景には藤島ジュリー景子前社長との溝もあると言います。亀裂が決定的になった原因は、大野智さんに関する女性誌のある記事への対応にあるといい、それが本人の意思とは異なったためジュリー氏側に不満を抱くようになった原因とされています。

大野智さんはジュリー氏の体制下で活動を再開させる気はなく、活動を休止したままなのもジャニーズ事務所に戻るつもりがないと見られています。

さらに10月17日発売の『女性自身』が、宮古島から帰京した大野智さんの近影を掲載しています。

アイドル時代の面影のないワイルドな姿に、ネットでは驚きと同時にそろそろ彼を開放してほしいという声も上がっています。

5人での活動を期待する気持ちと、大野智さんの気持ちを尊重しているファンの思いとそれぞれの葛藤があふれていますね。

櫻井翔

櫻井翔さんは2024年春、キャスターを務める報道番組『news zero』を卒業することが内定し、キャスター業の危機とも言われています。

2023月5月14日夜にジュリー氏が動画と文書でBBCの報道を受けて見解を発表。翌15日の『news zero』でもこの問題を取り上げたが、この話題に入るタイミングで櫻井は画面から姿を消し、MCの有働アナだけで進行。この事がキャスターとしてのあり方を問われ、視聴者から批判的な意見が寄せられました。

2023年9月8日にはフランスでラグビーW杯が開幕。櫻井翔さんは「ジャパンラグビーアンバサダー2023」に就任。大会を盛り上げるため、各種イベントなどに出演しています。しかし、性加害問題を受けて、開催国のフランスで櫻井翔さんのアンバサダー起用が問題視されていると報じられました。

少し前まで日テレ上層部には、数年のうちに有働さんに代わって櫻井さんに週5で『news zero』のMCに就任してほしいという意向があったと聞こえてきていましたが、今回の事件の影響でその話も流れてしまったようです。今では日テレ内でも“ジャニーズキャスターはもう終わり”という声も出ているほどの始末です。

櫻井翔さんにとってキャスター業は今後の仕事の中心になってくるはずです。

彼の仕事ぶりからもその意欲が感じられますが、ジャニーズ事務所を離れない限り、それもままならなくなってしまいそうです。

二宮和也

二宮和也さんは2006年、クリント・イーストウッド監督の映画『硫黄島からの手紙』に出演し、ハリウッドデビューを果たしており、その自然体な演技が高く評価されました。

最近では「VIVANT」のノコル役での出演が話題になりました。

ジャニー氏の性加害を認めたジャニーズ事務所に所属したままでは、ハリウッドやヨーロッパなど海外の映画やドラマに出るのは難しいでしょう。

『#MeToo』もそうですが、ハリウッドはハラスメント問題に非常に敏感なので、このままでは海外のオーディションにも受からないのではないでしょうか。

相葉雅紀

相葉雅紀さんは、嵐をとても大切にしていました。

グループでの活動ができないとなったら、事務所にいる意味は薄れそうです。

活動休止前、2019年8月放送の「24時間テレビ」で、相葉雅紀さんがメンバーに向けて手紙を読み上げる場面があり、次のように呼びかけていた。

「僕は“休止”と書いて“パワーアップ”と読むと思っています。パワーアップした僕たちは、応援してくれるみんなのために、メンバー一人ひとりが愛している嵐のために、近い将来、絶対にグループ活動しようね」

相葉雅紀さんは「VS嵐」を引き継いで「VS魂」のキャプテンを務めるなど、グループ仕事の“尻拭い”のような動きも多いです。そうして嵐の継続を願っていたのでしょうが、もう嵐の活動が難しいとなれば、やはりジャニーズにいる意味はないと思われるのではないでしょうか。

相葉雅紀さん自身はなんのトラブルもなく、好感度も常に高いのにCMが打ち切られる訳です。これにはさすがに“理不尽すぎる”と感じても当然でしょう。

また、相葉雅紀さんは多くのバラエティ番組でも活躍していますが、退所したからといって、地上波の番組に出られなくなるようなことはないはずです。

Tomoちん
Tomoちん

これまでは“辞めジャニ”は業界で干され、地上波番組への出演が難しくなるなど、一部で忖度があるとされてきました。
東山社長は会見で「(忖度は)必要ない。ファンの人たちがいてこそなので、忖度とか関係なく、公平に行くべきだと思っています」とキッパリと言い切っていましたね。
東山新社長の発言により、忖度もより薄れていく傾向にあると思います。
さらに一流タレントになれば、退所しても引く手あまたでしょう。

松本潤

1人残るのではないかと言われているのが松本潤さんです。

彼はジュリー氏をはじめ、上層部からの信頼も厚いですし、後輩グループのコンサートの演出を手掛けるなど、すでに幹部的な動きをしています。

松本潤さんには窮地の旧ジャニーズ事務所を幹部として支えるという残る理由や使命感がありそうです。

揺れる事務所の体制に不安を感じているタレント、後輩はたくさんいるでしょう。

今後のエンターテイメントを支える若手の育成、心のケア、精神的な支えになるべく新体制の下、会社を支える一躍になるのではないでしょうか。

自身の経験からエンターテインメントを発展させていくことに注力されると見られています。

まとめ

CMも終わる、キャスターも“クビ”の危機、俳優業で海外進出はNGになり、バラエティ番組からも追放となると、旧ジャニーズ事務所にいるメリットがないでしょう。

大野智さん、松本潤さん以外の3人は既婚者であり、お子さんも誕生しています。芸能活動を休止している大野智さんを含む4人にはそれぞれ辞める理由があり、辞めても十分にやっていけます。

「嵐」はメンバー5人にとってとても大切な存在であることは確かです。結成25周年もこのまま休止状態が続いていいとは誰も思っていないでしょう。グループの活動がないにもかかわらず、ファンクラブは継続しているというのも、心苦しいでしょう。

こういった背景を考えると、やはり5人がグループの今後について決断する日は近いのかもしれません。国民的アイドルグループである嵐の“ピリオド”の大きな要因になるのか。今後の動向には目が離せませんね。

筆者個人は、嵐の「GUTS」が大好きな楽曲の1つです。5人仲良く肩を組んで歌う様子や歌詞の前向きさが好きで、聞くと明るくなります。

またこうした姿が見られる日を夢見ましょう!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。