【人工地震説浮上】ミャンマー地震は日本の大地震の前兆なのか?

またしても人工地震!?

2025年3月28日にミャンマーで発生したM7.7の大地震

一部のSNSユーザーが「これは人工地震では?」と騒ぎ始めています。

Xでは、
・「震源の深さ10km=#人工地震 確定!」
・「HAARPが使われた!?」
・「軍事的な実験の可能性」

など、さまざまな陰謀論が飛び交っています。

しかし…

それ、本当に根拠あるの!?

今回は、ミャンマー地震の人工地震説について、科学的根拠や専門家の意見をもとに徹底検証していきたいと思います!

ミャンマー地震の概要:死者1000人超の大災害

ウェザーニュース

まず、今回の地震について確認しておきましょう。

ミャンマー地震の概要

発生日時:2025年3月28日
震源地:ミャンマー・サガイン市の北西16km
マグニチュード:7.7
被害:死者2056人、負傷者3900人以上で、行方不明者は多数(2025年3月31日時点)

さらに、2回目のM6.4の地震が12分後に発生し、周辺地域にも甚大な被害をもたらしました。

これほどの規模の地震が起こると、「何か裏があるのでは?」と疑いたくなる気持ちもわかります。

人工地震説の根拠は?

震源の深さが「10kmだから人工地震」説

X上では「震源の深さが10kmだと人工地震!」という主張が目立ちます。

確かに、多くの地震兵器陰謀論では、人工地震は震源の深さが10km前とされています。

ただし…

自然地震でも震源が10kmになることは普通にある!

例えば、

  • 2023年のトルコ・シリア地震(M7.8)
  • 2021年のメキシコ地震(M7.1)

も震源の深さ10km前後でした。

でも、これらが人工地震だと主張する人はほぼいません。

専門家によれば、
「断層の構造によっては、浅い場所で強い地震が発生することは珍しくない」とのこと。

つまり、

震源が10kmだからといって即・人工地震認定するのはちょっと早すぎるのでは…?

HAARPによる地震発生説

HAARP(高周波活性オーロラ調査プログラム)が地震を引き起こしたという主張もあります。

HAARPは、アメリカがアラスカで行っている電磁波研究プログラム

陰謀論界隈では「気象操作や地震の発生に使われている」と言われています。

しかし、

Xの投稿では「HAARPではM2.8、震度3が限界」とも言われており、M7.7の地震を起こせるとは考えにくいのが現実です。

地震のエネルギーを計算してみると…

・M2.8の地震エネルギー = 約6300ジュール(小型爆弾レベル)
・M7.7の地震エネルギー = 約3.5×10¹⁵ジュール(広島型原爆1000発分)

つまり、

HAARPでは物理的に不可能な規模のエネルギーが必要なんです。

これに対して、東京大学の古村孝志教授も「現在の技術では、マグニチュード7以上の地震を意図的に発生させることは非現実的」と明言しています。

実際の原因はなに?

では、今回の地震の原因は何だったのでしょうか?

京都大学の西村卓也教授によると、

今回の地震は「世界有数の活動的な断層・サガイン断層」で発生したとのこと。

この断層は南北に長く伸びる横ずれ断層で、過去にも大地震を何度も起こしており、
2012年にはM6.8の地震
80年ぶりに広範囲の断層が動いた可能性

が指摘されています。

さらに、米地質調査所(USGS)や気象庁も「自然発生の地震」と分析。

「断層が200km以上にわたってずれた」ことが確認されています。

これだけのデータがあるなら、自然地震と考えるのが妥当では…?

ミャンマー地震と日本の地震は関係あるの?

ABEMAニュース

「ミャンマーで地震が起こったら、日本でも地震が起こる?」

そう考える人もいますが、結論から言うと、直接的な関連はない可能性が高いです。

ミャンマーの地震は「サガイン断層」という横ずれ断層で発生したもの。

日本の地震とは、発生する仕組みが異なります。

一方で…

「遠くの大地震が、他の地域の地震活動を活性化させる」という研究もあります。

そのため、完全に無関係とは言い切れないかもしれません。

日本の地震予知にどう影響する?

① プレートの動きの観測データが増える

今回の地震は、日本と同じ「ユーラシアプレート」上で発生しました。

つまり、

ミャンマーの地震のデータを分析することで、日本周辺のプレートの動きや応力(ひずみ)がどう変化しているのかをより正確に予測できる可能性があります。

特に、日本では南海トラフ地震首都直下地震の発生リスクが高まっています。

こうした大地震の前兆を探る上で、今回のミャンマー地震のデータが活用されるかもしれません。

② 「連動型地震」の可能性を再評価

近年、「1つの大地震が、遠く離れた場所の地震を誘発することがある」という研究が進んでいます。

例えば、

  • 2011年の東日本大震災(M9.0)⇒全国で地震が活発化
  • 2004年のスマトラ沖地震(M9.1)の2日後⇒日本の三陸沖でM7.1の地震が発生

こうした「遠くの大地震が影響を与える可能性」について、今回のミャンマー地震がどの程度、日本の地震活動に影響を及ぼすのかを詳しく分析することが、今後の予知研究に役立つと考えられます。

③ 地震発生の「前兆現象」を探る手がかりに

日本では、地震の前兆現象として、次のようなものが報告されています。

  • 電離層の異常(地震の前に上空の電子が変動)
  • ラドンガスの放出増加(地殻のひずみで放射性ガスが漏れる)
  • 動物の異常行動(ナマズや犬が敏感に反応)

今回のミャンマー地震でも、地震発生前に電離層の変化が観測されたという報告があります。

こうしたデータを分析することで、より精度の高い予測ができる可能性があるのです。

今回のミャンマー地震は、日本の地震と直接的な関係は薄いと考えられます。

しかし、地震の予知や発生メカニズムの研究に役立つ可能性は高いです。

今回の地震を研究することで、日本の地震予知の精度が向上するかもしれないというわけですね!

とはいえ、現時点では「日本でも大地震が起こる!」と確定したわけではありません。

Kenken先生
Kenken先生

冷静に、でも、しっかり防災対策をしておくことが大切ですね。

スポンサーリンク

まとめ

ミャンマー地震に関する人工地震説をまとめると…

今回のまとめ

科学的根拠なし
SNSで拡散された憶測が多い
専門家は「自然地震」と明言

というのが現時点での結論です。

つまり、Xで話題になっている人工地震説には根拠がなく、今回の地震は自然のプレート運動によるものと考えられます。

もちろん、「100%人工地震じゃない!」と断言することもできませんが、X上の主張には具体的な証拠がないのが現実。

とはいえ、こうした陰謀論が広がる背景には、人々の不安や恐怖、政府への不信感があるのも事実。

SNSの情報を鵜呑みにせず、冷静に科学的な視点で判断することが大切ですね!