2023年劇場版シティーハンターで物語は完全終幕か?続編はあるか?

1985年、『週刊少年ジャンプ』にて北条司さんが連載を開始した「シティーハンター」

1987年に『シティーハンター』としてテレビアニメ化されたのを皮切りに、テレビシリーズとしては4度のアニメ化と3度のTVスペシャルが放送された他、劇場用アニメ映画として4本が公開され、今尚、多くの人に愛されている作品です。

TVアニメシリーズから約20年ぶりの復活となった2019年公開の「劇場版シティーハンター (新宿プライベート・アイズ)」は観客動員100万人を超える大ヒットを記録しました。

そして、待望の劇場版アニメ最新作である「劇場版シティーハンター天使の涙(エンジェルダスト)」が2023年9月8日に公開決定しました!

4年ぶりの映画公開にファンの期待も高まります。

そこでもうすぐ映画公開が迫る新作品についての主題歌、声優など「シティーハンター」の押さえておくべきポイントを紹介します!

往年のファンも次世代のアニメ好きも、改めてこのレジェンド作品の魅力を余すところなく紐解いていきましょう。

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シティハンターについて

「シティーハンター」原作の発行部数は全世界で5000万部を超え、今なお世界中で絶大な人気を誇る漫画界の「レジェンド」。 新宿で殺し・ボディーガード・探偵等を請け負うスイーパー「シティーハンター」の活躍を描くハードボイルドコメディ。

シティハンターへの仕事の依頼は新宿駅東口の伝言板に「XYZ」と書く。

これはアルファベットの最後の3文字であり「後がない」という意味が込められている。

1987年〜1991年にかけてTVアニメが放送され、その後も劇場アニメ、TVスペシャルと制作された。

主要な登場人物

冴羽 獠(さえば りょう):主人公
自称二十歳の青年(実年齢は不明)。裏の世界でNo.1と呼ばれるスイーパー。無類の女好きで、美女絡みか「心が震えた時」しか依頼を受けない。肩書は冴羽商事取締役社長。
槇村 香(まきむら かおり):ヒロイン
獠の親友・槇村秀幸の義妹で、警察官だった秀幸の父親が追跡中に事故死させた殺人犯の娘である。身寄りの無い赤ん坊だった香を秀幸の父親が連れ帰ったことから妹となる。兄が麻薬組織に殺害されたことを機に獠の新たな相棒となる。くせっ毛のため常にショートヘアにしておりボーイッシュな装いだが、実際は非常な美人である。獠は唯一もっこりしない女性と呼んでいる。劇中では、依頼人に手を出す獠に100tハンマーで殴るなどの「天誅」を加えるのが定番。
槇村 秀幸(まきむら ひでゆき)
獠の親友で相棒。警察官だった父親の志を受け継いで自らも刑事となるが、ある人身売買組織の捜査中に囮捜査官の婦人警官が殉職したため、責任をとって警察を辞め獠とコンビを組む。普段はとても冷静だが、香のことになると落ち着きを失う。一見冴えない風貌に反してかなりの腕利きだったが、全米を牛耳る巨大麻薬シンジケート「ユニオン・テオーペ」の日本進出に伴う事件に巻き込まれ、その組織の手によって作品の序盤でエンジェルダストを打たれたチンピラに襲撃され亡くなる。
伊集院 隼人(いじゅういん はやと) 
通称・海坊主またはファルコン。2mを優に超える筋骨隆々の大男で、スキンヘッドとサングラスが特徴。日本人で元傭兵であり、獠と互角の凄腕を持つ同業者。後に喫茶キャッツアイの店主となる。スイーパーとしては、獠とは基本的に敵対関係にあったようだが、日本での仕事では獠と手を組むことが多かった。獠とは悪友(親友?)のような間柄になるが、スイーパーのプライドをかけて命がけの決闘を行う局面もあった。
美樹(みき) 
海坊主の相棒で、美人スイーパー。原作の最後で海坊主と結婚。後に海坊主と共に喫茶キャッツアイの切り盛りをする。
野上 冴子(のがみ さえこ)
「警視庁の女狐」と呼ばれる妖艶な美人刑事。父親は警視総監で、彼女自身は5人姉妹の長女であり、麗香・唯香・さらに女性の双子と妹が4人いる。槇村秀幸とは彼が刑事だった時の同僚。獠とも長い付き合いであり、色香でつっては危険な仕事を押し付けていた。自らも腕が立ち、服の下に隠している投げナイフを自在に操る。

劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)について

テレビアニメ放送開始から35周年を迎えた2022年、TM NETWORKによるエンディングテーマ「Get Wild」のリリースからちょうど35年にあたる4月8日に待望の新作劇場版作品の制作を発表。

冴羽獠役の神谷明に加え槇村香役に伊倉一恵、野上冴子役に一龍斎春水、海坊主役に玄田哲章、美樹役に小山茉美といったお馴染みの声優陣が続投、そしてエンディングテーマが「Get Wild」であることが発表されると、多くのファンから歓喜の声が上がりました!

通算5作目の劇場版アニメとして2023年9月8日に公開予定

公式サイト:https://cityhunter-movie.com/

ストーリーとしては原作において登場する重要なキーアイテム「天使の涙(エンジェルダスト)」を副題とし、公式サイトの「INTRODUCTION」でも『シティーハンター』は遂に最終章〈ファイナルチャプター〉へ!」と記載されており、本作でアニメ版としてのクライマックスを描くことが示唆されています。

劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)の見どころは?

①主人公の冴羽獠のキャラクターが魅力である!
新宿を拠点とする裏社会ナンバーワンの始末屋(スイーパー)。「シティーハンター」は裏社会での通り名であり、並大抵のヤクザやチンピラはその名を聞いただけで戦慄する。愛銃はコルト・パイソン.357マグナムで、ワン・ホール・ショットを決めてしまう程の超一流の腕の持ち主。異常なほどの“美女好き”であり、とにかく美女とあらば目の色を変えるキャラクターで、もっこりなどと言いながら美女に近づき、相棒の香に100tハンマーでお仕置きされている。悪いやつらを一網打尽にするヒーローな一面と美女を前にデレデレするギャグな一面を兼ね備えた、逞しく、強く、エロい?多彩な魅力を持ったキャラクターである。 

 ②冴羽獠の仲間たちも魅力的である!
 多くの魅力的なキャラクターが登場。獠にとって良き相棒である槇村香は、依頼人の美女に対し良からぬ発想や行動に出た場合に、100tハンマーという武器で天誅を下して獠の監視役の一面も持つ。かつて香の兄とコンビを組んでいた警視庁に所属する敏腕刑事の野上冴子。獠と互角の腕を持つ始末屋(スイーパー)で裏社会では「ファルコン」の名で知られている海坊主。海坊主と喫茶キャッツアイを一緒に営んでいるパートナーの美樹。怪盗「キャッツアイ」の来生瞳来生泪来生愛の美人三姉妹とお馴染みのキャラクターが続々と登場する。 

 ③物語を彩る音楽に注目! 
・エンディングテーマ曲はTM NETWORKの「Get Wild」
・オープニングテーマ曲はTM NETWORKの新曲「Whatever Comes」
・挿入歌はTM NETWORの「DEVOTION」「君の空を見ている」の2曲と未発表曲を予定

 ④豪華な声優陣!オリジナルキャスト大集合
声優陣は冴羽獠役の神谷明さん、槇村香役の伊倉一恵さん、槇村秀幸役の田中秀幸さんを筆頭にオリジナルキャストが再集結!
依頼人・アンジー役は沢城みゆきさん。
獠を狙う組織の傭兵・ピラルクー役は関智一さん。
その相棒・エスパーダ役は木村昴さん。
獠の過去を知る男・海原神役は堀内賢雄さん。
さらに笑いタレントの山里亮太(南海キャンディーズ)さんが、パフォーマーの世界 (FANTASTICS from EXILE TRIBE、EXILE) さんがゲスト声優として参加することが発表されています。

 ⑤有名キャラクターとコラボレーション!ルパン三世と次元大介、タマが劇中にサプライズ登場!
ルパンと次元は、獠と香が敵の組織の傭兵・ピラルクーとエスパーダとのカーチェイスを繰り広げるシーンに登場します。
タマは依頼人アンジーからの依頼である飼いネコ探しの中で、香がスマホでチェックしていたネコの中の一匹として登場。

「1987年にアニメのエンディングとして『Get Wild』を使っていただいてから、長い年月を経て、ずっとやりたいと思っていた『シティーハンター』のオープニング曲を作ることができました。とても嬉しいです。」「オープニング曲を作るにあたり、僕たちにとって最大のライバルとなるのがエンディングの『Get Wild』。負けず劣らずの曲を作らなければいけないという思いでした。」

小室哲哉さんインタビュー
Tomoちん
Tomoちん

シティハンターと言えば、TM NETWORK。当時のアニメをオンタイム見ていた人たちにとって「Get Wild」の楽曲は懐かしく感じるのではないでしょうか? 一方で、その他の曲は新譜であるせいかピンとこないのではという懸念もあります。 小室さん自身も「Get Wild」は最大のライバルとおっしゃっていますね。

劇場版シティーハンターで物語は完全終幕か?続編はあるか?

最新作は“シリーズ最終章”にして、冴羽獠の原点の物語前作に続き、現代の東京が舞台となる最新作『天使の涙』。

冴羽獠の過去、そしてパートナーであった槇村秀幸の死の核心に迫っていくストーリーとなっています。

原作で重要な役割をもつ「エンジェルダスト」をタイトルに冠する新作で、『シティーハンター』は新たな局面に突入します。

「劇場版シティーハンター」ですが、制作陣がアピールしているように、今後も続編が作れる余地は十分にある気がします。ところが、本作は“「最終章」の序盤”となっていて、終焉に向かっている様相を呈しているのです。

「1つの映画」としてのストーリーは完結すると思われるので、この矛盾がどのような仕掛けになっているのか未知数です。ファンとしては今後も続編を期待したいですね!

「これで終わりかなと思って演じていました」と明かすも「最終章ということですが、実は序章でもあるのかなとも思っていました。言葉にするならゲラゲラ、ワクワク、ハラハラ、ドキドキ、ジーンという感じ。遊園地のジェットコースターに乗っているような作品で、演じていて本当に楽しかったです」

神谷明さんインタビュー

最終章の幕開け〟と告知されており、神谷明さんは、「前作は大変評判が良かったけど中々続編を作ってもらえなくて…もうダメかなと思ったけど約4年かかけてつくれた。ぜひ続いていってほしいシリーズです」とキッパリ。こだま兼嗣総監督は「今回からが最終章の始まりなんです」と〝続編〟を匂わせていました。

『シティーハンター』の冴羽獠を演じる神谷明さん。「冴羽が今まで演じた中で、一番好きなキャラクター」だと公言しています。

「出会えて本当に幸せ。冴羽獠は自分自身であり、そうありたい自分でもある。冴羽獠は神谷明そのものと言っても間違いない」と語っているほど、思い入れのあるキャラクターのようです。神谷明さんの事務所「冴羽商事」の名前も冴羽獠を演じたことに由来しているほどです。

ドラえもん、サザエさん、最近の例ですとスラムダンク(映画)では声優を一新しています。昔からアニメを知る往年のファンにとって、オリジナルキャストは嬉しいものですが、声優の方の高齢化を考えると、続編を望む場合、キャラクターに命を吹き込む声優さんはどうなるのかいう問題も気になることころです

神谷明さんは9月18日には77歳のお誕生日を迎えます。

2022年に劇場版新作が決定した際、「神谷明さん抜きでは、シティーハンターはできない」という制作陣の総意から、発表前に出演できるかの問いかけが神谷明さんにあったといいい、嬉しさと責任感を感じたことを明かしています。

Tomoちん
Tomoちん

キャラクターは永遠に年を取りませんからね…。
声優さんのこうしたプロ意識や隠れた努力を感じずにはいられません!

まとめ

劇場版シティハンターについて調べてみたところ、世間の4年ぶりの公開に対する期待値は高いようです!

「シティーハンター」の最終章をより鮮やかに彩っていく声優陣、楽曲、コラボレーションは見どころと言えるでしょう。映画の公開は2023年9月8日(金)からです。前作の大ヒットを超えていくか引き続き見守りたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!