Travis Japan、海外デビュー後の人気は?売れているの?

2022年10月28日に世界デビューを果たした7人組グループのTravis Japan(トラビスジャパン。通称:トラジャ)

ジャニーズJr.時代から人気がありましたが、そのグループがジャニーズ初となる海外デビュー&海外進出を果たし話題になりました。

しかし、一方ではTravis Japanについては「人気がないから売れない」「期待外れだった」と言う声も一部で聞こえています。

同時期にデビューしたCDデビューを果たしたなにわ男子(2021年11月)は、現在24時間テレビのメインパーソナリティを務め、その人気は国民的なものとなりつつあります。2020年1月に2組同時でデビューを果たした“SixTONES”や“SnowMan”もメディアで見ない日はないほどです。

“SixTONES”、“SnowMan”、“なにわ男子”と比べると確かに…そういった意見にも一理あるような気がします。

そこで今回は「Travis Japanは海外デビュー後の人気は?売れているの?」をテーマにみていきましょう。

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Travis Japanのデビューまでの経緯

2012年に結成。マイケル・ジャクソンの振付師であるTravis Payneがオーディションを行い、メンバーの変遷を何度か経て2017年より現在の7名で活動しています。

2022年3月よりロサンゼルスに留学し、世界最大のアーバン・ダンス・コンペティションである『WORLD OF DANCE』の全米大会に出場し、チーム部門3位、ベストコスチューム賞・クラウド・フェイバリット賞を受賞しました。

さらにアメリカの人気オーディション番組『America’s Got Talent』にも出演しセミファイナルに進出。

この過程で、着実にアメリカ国内でファンを増やし、ユニバーサル ミュージック グループ傘下のCapitol Recordsと契約しメジャーデビューすることが発表されました。

デビュー曲「JUST DANCE!」はミュージックビデオの監督をBon Joviなど数々の世界的アーティストのミュージックビデオを手掛けたGil Green氏が担当。

振り付けはBTSなどのダンスも振り付けているNicky Andersen氏。振付には最初と最後の動きには虎の爪の手が入り、グループの象徴となるような振り付けになっています。トラビスジャパンから「トラ=虎」をイメージするとは、外国人ならではのユニークさですね。

撮影はアメリカ・ロサンゼルスのベニスビーチにて約10時間かけて行われ、や富士山が描かれた壁画をバックに撮影されました。「JUST DANCE!」という曲のタイトルにも込められているように、踊ることへの”衝動”や”喜び、ステージに立てたことをシンプルに”喜び””楽しむ”といった、Travis Japanの想いが込められています。

Travis Japanはジャニーズ事務所初めての配信デビューとなり、プロデュースを手掛けた滝沢秀明(当時)さんは「今までと違い、積み上げていくデビューだった」と語りました。

Travis Japan全米デビュー後、売れている?

デビューと言えば注目されるのがCDの売れ行き枚数です。

最近は配信が主流になってきていますが、やはりインパクトがあるのは数字CDの売上枚数です。

実際、SnowManとSixTONESが同日デビューを果たしましたが、CDの売上枚数ではSnowManがミリオンを達成したこともあり、話題性という面ではSnowManに軍配が上がったと言わざる得ません。

Travis Japanについてはどうかというと、「JUST DANCE!」のダウンロード数では初週ダウンロード1位となっています。ダウンロード1位となりましたが、実際CD売上枚数ほどのインパクトはありません。

デビュー曲「JUST DANCE!」以降、CDは2曲リリース。週間オリコンランキングでの最高順位は全て1位です(Remixは除く)。

「Moving Pieces」「Candy Kiss」もとても良い曲ですが、プロモーションがあまりないせいか、インパクトや話題性は低い印象です。

「売れない」についてはCDが売れないという意味もあれば、メディアへの露出が少ないという意味もあると思います。

現在、Travis Japanはロサンゼルスに無期限で留学し、共同生活を送っています。

アメリカのレコード会社に所属しているためレコーディングする時はアメリカに行くそうです。露出という面ではハンデがあり、売上にしても配信のみなので日本のメディアの食いつきが悪くなってしまうとうのが現状のようです。

【ディスコグラフィー】

 配信日タイトル規格順位
1st2022年10月28日JUST DANCE!デジタル・ダウンロード1位
JUST DANCE! (tofubeats Remix)5位
JUST DANCE! (Yaffle Remix)6位
2nd2023年5月15日Moving Pieces1位
3rd2023年7月3日Candy Kiss1位

Travis Japanが人気がないと言われている理由は?

メディア(テレビ)出演が少ない

ジャニーズJr.戦国時代とも言われています。

「HiHi Jets」「美 少年」「少年忍者」「Aぇ!group」「7 MEN 侍」「Lilかんさい」など多数のグループがデビューを夢見てCMやドラマ・バラエティー番組で活躍しています。ジャニーズJr.の中でも人気が高く期待度も高い「HiHi Jets」と「美 少年」は、2グループの冠番組「裸の少年」がテレビ朝日で放送中です。

しかし最近、ジャニーズ事務所の不祥事の影響で「Aぇ!group」のW杯のスペシャルサポーター就任の話が立ち消えになったり、「美 少年」のメンバー3人による写真&動画流出騒動があったり、少しザワザワしています。こういったことがメデイアへの出演やデビューへの道のりに影響を及ぼすのではないかと心配ですね。

一方でIMPACTorsはジャニーズ事務所を退所して、タッキー率いるTOBEへ合流して「IMP.」としてデビューしました。結果が全ての芸能界において、この戦略が吉と出るか凶と出るか今後の活躍が見ものですね。

Jr.時代、「HiHi Jets」と「美 少年」のメディア露出に比べると、Travis Japanの露出は少なかったように思います。2023年8月現在もアメリカを主戦場としているTravis Japanは、日本のメディアへの露出が少なく、国内メディアを利用したプロモーションは控えめな印象でした。ゆえに「なんか地味」「盛り上がっているのはファンだけ」との指摘もあったほどです。

活躍の場を初めから世界を見据えていても、日本のメディアの力を上手く利用することで国内のファンを得ることができ、大きな後ろ盾になるのではないでしょうか。

グループ独自の魅力がない、個性がない

テレビへの出演機会が少ないため、Jr.時代からのファンでない限りメンバー1人1人の名前と顔は一致しないかもしれません。SMAPや嵐など国民的スターになれば名前、顔、特徴も言えますが、それはかなりハードルが高いですよね。

そこで、〇〇といえばコレ!というようなアピールポイントがあればそれが強みになっていきます。

例えば“SnowMan”

9人組と大所帯ではありますが1人1人の個性が強いですよね!

ラウール➡ダンスとジャニーズNo.1の高身長
渡辺 翔太➡美容男子
佐久間大介➡アニメオタク
阿部 亮平➡知性派キャラ
宮舘涼太➡料理男子
岩本照➡筋肉ムキムキ
目黒蓮➡国宝級イケメン
深澤辰哉➡先輩のものまね
向井康二➡タイ語

それぞれのキャラが被っていないのがポイントですね!

Travis Japanはメンバー全員が揃った時のダンスレベルの高さはジャニーズの中でもトップクラスだと個人的には感じています。しかし、「個人」でみた時のアピールポイントは少し弱めかもしれません。

個人の魅力やキャラクターは何がきっかけになるかは分からないので、メディア、ライブ、SNSなどを通してどんどん発信して欲しいものですね。

タッキーの後ろ盾がなくなってしまった

デビューからわずか4日後に突然発表されたタッキーこと滝沢秀明社長の退社。

この報道を受け、好意的な声ネガティブな声が上がっています。どちらかと言うとネガティブな反応の方が多いように見えます。

「最後にトラジャをデビューさせてくれてありがとうございます」
「トラジャのデビューを見届けて辞めるなんて……感動してしまった」

「これじゃトラジャがかわいそすぎる。とりあえずデビューだけ強行でさせたけどって感じがすごい」

「なんでトラジャのデビューってこんな中途半端な感じなんだろうと思ってたけど、タッキー退社でいろいろ腑に落ちた」

「デビュー発表からのドタバタや、デビュー日に日本に帰れてないのは、全部タッキーが退所を急いでたから?早く辞めたいタッキーにトラジャが振り回されてた説あるかも?!」

デビュー直後に社長交代劇があり不安もあったと思いますが、逆境に負けずに頑張って欲しいものです。

こんな時だからこそ、グループの結束力が試されますね。

Travis Japanと海外戦略がマッチしていない

ジャニーズ流のアイドル像をベースにしながら、世界に打って出ようとしているTravis Japanのハイブリッドな方向性はジャニーズとしてもチャレンジであったはすです。

デビュー曲「JUST DANCE!」は全編英語でしたが、ジャニーズとしての王道のアイドルというイメージとはかけ離れていて、ファンのウケも二分するところです。

メンバーの平均身長は169cmで、一番身長が高いメンバーでも173cmです。

日本人男性の身長としては平均的な高さですが、世界で見たら小柄な方です。

見た目的には王道のアイドル路線の方が合っているかもしれません。

個人的にはSixTONESは見た目のバランスやグループのイメージ的にも世界で闘えるような気がします。

Travis Japanに魅力、実力、人気がない訳ではなく、売り出すイメージ戦略と合っていなかったのでは?と思ってしまいます。

Travis Japanのプロフィール

Travis Japanは、ジャニーズ事務所所属の7人組男性アイドルグループ。グループ名の「Travis」は、マイケル・ジャクソンの振付師としても有名なTravis Payne(トラヴィス・ペイン)氏に由来しています。

2022年10月28日「JUST DANCE!」でメジャーデビュー。

宮近海斗(みやちかかいと):リーダー
中村海人 (なかむらかいと)
七五三掛龍也 (しめかけりゅうや)
川島如恵留(かわしまのえる)
吉澤閑也(よしざわしずや)
松田元太(まつだげんた)
松倉海斗(まつくらかいと)
Tomoちん
Tomoちん

メンバーの名字や名前に注目!

7人中、3人が「かいと」
しかも2人は同じ漢字とは奇遇です。
「七五三掛(しめかけ)」という名字も珍しいです。
現山形県である羽前国田川郡大網村(現朝日村)七五三掛がルーツとされる。近年、茨城県古河市に多い。
「如恵留」は「のえる」と呼びます!
なかなか難しい読み方ですよね!

ファンネームは「トラジャ担」と呼びます。

Travis Japan代名詞とも言える最大の武器が「シンクロダンス」です。

Tomoちん
Tomoちん

2018年にジャニーズ事務所がYouTubeに参入したことで、「Dance Practice動画」等を通して、グループの普段の様子や一糸乱れぬパフォーマンスが注目を集めるようになりました。

圧巻のシンクロ率は、グループのチームワークに加え、ダンスに掛ける1人ひとりの熱い想いと圧倒的な練習量によって創り出された賜物です。

個としての個性があまりないと言われてしまう Travis Japanですが、グループとしての独自の強みを追求した結果、磨き上げられた「シンクロダンス」はグループのアイデンティティにまで昇華されました。

キレが鋭いだけでなく、指先まで揃った一糸乱れぬダンスは、彼らの代名詞でもありグループのパフォーマンスを支える堅固な基盤となったのです。

まとめ

Travis Japanについて、海外デビュー後の人気は?売れているのか?について調べてみました。

現時点では「爆発的に売れて大人気である!」と断言は出来ませんでした。まだデビューして1年も経っていないので、結果を性急に求めず、これからが勝負の時だと思います。

世界メジャーデビューを果たしたTravis Japan。彼らがどのような成果をあげるかは、今後のジャニーズの世界戦略にとってひとつの試金石になるのかもしれません。

世界の舞台で輝く日が来る日もそう遠くはないはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!