Netflixで配信中の恋愛リアリティーショー『ボーイフレンド』が面白いと話題です!
今までの恋愛リアリティーショーと違うのは、出演者(男性)の恋愛対象が男性(男性と女性の両方が恋愛対象者も)なんです。
日本初となる男性同士の恋愛リアリティショー『ボーイフレンド』。
海の近くに佇むビーチハウス“Green Room”と呼ばれ、ここに約1ヶ月共同生活を送りながら、コーヒートラックをみんなで運営します。
実は、恋愛リアリティーショーの類は苦手で、ほとんど見たことがない筆者ですが(だいぶ昔にフジテレビの「あいのり」を見ていたくらい…)、興味本位くらいの気持ちで1話目を見たところ、一気に10話まで一気見するほど、どっぷりハマってしまいました。
ひと夏の間に繰り広げる恋愛模様と友情物語が描かれた恋愛リアリティショー『ボーイフレンド』の予告編を見ると、この先どうなるんだろうとドキドキ・ハラハラさせる期待感でいっぱいになると思うはずです。
「キスをすれば本当に好きかわかるんだと思う」この発言から波乱の恋愛模様が始まります(笑)
そこで、今回は男性同士の恋愛リアリティショー『ボーイフレンド』を見た感想と、恋愛をしたい女子にこそ見てほしいと思うお勧めポイントをまとめてみました。
ぜひ気になった方はご覧ください!
恋愛リアリティーショー苦手な筆者がハマったNetflix『ボーイフレンド』の感想!
恋愛リアリティーショーだけど事件や波乱の展開が少ない!
男女間の日本の恋愛リアリティショーでは、出演した方が誹謗中傷に逢い、命を落としたケースもありどこまでが演出で、どこまではリアルなのか、懐疑的に見てしまうところがあり、恋愛リアリティーショーは苦手でした。
「早々、恋愛で何か展開なんてある訳ないよ!」
いつもこう思っていました。
番組では、個性的な出演者を揃えたり、三角関係や思わせぶりな態度で関係を引っ掻き回したり、嫉妬したり、何か「事件」や「波乱の展開」がないと演出上面白くないから、わざとそうさせているのかな…というイメージがあったのです。
しかし、『ボーイフレンド』では、こうした「事件」や「波乱の展開」が少なく、視聴者としてはリアルな感じに好感が持てます。
1ヶ月の共同生活で、運命の人に出会えたら誰だって参加したくなります(笑)
しかし、全く「事件」や「波乱の展開」がない訳ではありません!
初めて会った男性9人が共同生活を送るのですから、全く事件がない訳ではないので、物足りなさは感じません!
この物語の中でいいスパイスになっているのが、ダイとシュンです。
予告編の中で「キスをすれば本当に好きかわかるんだと思う」という爆弾発言をしている男性がシュンです。
恋愛リアリティーショーだけど恋愛だけが目的ではないところが良い!
今回、参加した男性陣は恋愛対象が男性です。
中には女性、男性が恋愛対象のメンバーもしましたが、男性が恋愛対象であるのはみんな共通です。
メンバーそれぞれに恋人探しのため、生涯の友を見つけるため、自分を変えるため……それぞれに思いを秘めて参加します。
恋愛リアリティショーという枠組みの作品ですが、必ずしも恋愛をしなくちゃいけない訳ではないので、告白をしなきゃいけないというルールがあるわけではありません。
無理のない設定が心地よいのです!
「人生のある1ヶ月という時間を共有してみましょう」という、純粋な記録のような作品であり、日常の些細なことからもそれぞれに気付きや学びがあり、それが見ている私たちにも考えさせられることが多いのです。
- 複雑なバックグランド
- 性のマイノリティへの悩みや葛藤
- 男性同士が恋愛し、結婚する意味
- 家族へカミングアウトする難しさ
ただ恋愛相手を見つけに来ました!というハイテンションな感じではなく、共同生活を送るに連れ、お互いに信頼関係が生まれ、それぞれに抱える悩みを打ち明け、みんなで乗り越えようとする様が、見ていて応援したくなるのです!
「恋愛リアリティショーなんだけどヒューマンドラマや成長記録」の面もある、そこが魅力でもあります!
押しメンバーを応援したくなる!
今まで恋愛リアリティーショーと言えば、演出的に番組を盛り上げるという面で、男女が恋物語を繰り広げ、番組内では出演者の人間関係を引っかき回すヒール役が登場するのが常でした。
しかし、そうなるとSNS上では番組出演者への批判、誹謗中傷、売名行為疑惑が起こりますし、そういった騒動を目にした視聴者側も疲れしてしまいますし、番組から離脱してしまいます。
一方、一人ひとりの出演者に個性がある『ボーイフレンド』では、それぞれの出演者へとファンがつくことで出演者への誹謗中傷が起こることがなかったそうです。
視聴者が出演者全員を心から応援できるという点で、安心して見ていられますし、新しい“恋愛リアリティーショー”の形と言えるでしょう。
一緒に仕事をすることで、もっと深く内面を知れるところが良い!
相手を好きになったばかりだと、相手の良い面しか見れないことってありませんか?
好意を持っている側は、相手に好きになってもらうために自分をよく見せますよね。
決して、嘘ではないけれども、ちょっと背伸びしたり、気合を入れすぎたり、カッコつけたり。
でも、その人の素の部分や本質の部分が見える瞬間って、何か楽しいことを共有する時間というよりは、一緒に仕事をしたり、仕事をする姿を見る時だったりしませんか?
『ボーイフレンド』では、コーヒートラックをみんなで運営していて、毎日1人のメンバーが選ばれ、そのメンバーは一緒に働きたいメンバーを1人指名することが出来ます。(時によっては3人の場合もあり)
1日一緒に2人だけで働けるので、気になる相手がいれば、絶対に一緒に行きたいですよね。
- コーヒーメーカーに不具合担った時、落ち着いて対応する姿
- テキパキと作業をこなす姿
- お客さんの会話
- 接客の様子
こういったポイントは、その人はどんな人か?一緒に働いて働きやすかったか?等、相手を知るには良い判断材料にはなりそうです。
狭いトラックの中では、コミニュケーションも必要ですし、2人の連携がなければ上手くお客さんを捌けませんね。
そもそも、一緒にいて楽しくない、合わないと感じたら恋愛にも発展しないでしょう。
ただの共同生活だけではなく、コーヒートラックを運営する(生活費を稼ぐ)という一緒に仕事をすることで、更に深くその人となりを見られるのは良いと思いました。
言葉にする大切さ、行動する勇気をもらう
『ボーイフレンド』を見ると、好きな人には好きと伝える「言葉にする大切さ」や「行動する勇気」をもらいます。
頭では分かっていても、それを好きな人の前で体現できる難しさって誰しもありますよね?
でも、気持ちを伝えたり、態度や行動で表したら、相手からもアクションがあります。それが恋の進展につながる訳ではありませんが、お互いの気持が離れたり、仲違いしたり、失恋したら、メンバーに相談したり、ハグして抱きしめてもらって、辛い時も一緒に乗り越えてくれる友情もそこにはあって…それがとても美しいのです!
恋ってやっぱり素敵だな。
年齢も、国籍も、性別も、バックグラウンドもみんなそれぞれ違うけれど、恋愛の持つ純粋なキラキラした気持ちはみんな一緒ですよね!
『ボーイフレンド』の共同生活では、日常の生活の小さいことを幸せに感じられる瞬間が多いです
みんなでご飯を作って食べる、仕事をする、散歩する、ピクニックに行く、デートをする…
シンプルなことの中に幸せを感じられる瞬間が散りばめられていて、「出会いがない」「素敵な人に出会えない」と嘆いている人こそ、実はこうした日常の中にいくらでもきっかけはあるのでは?と思わせてくれます。
恋愛リアリティショーでありつつも、恋愛成就のみならず、一生モノの友情を育むことや、ただ宝物のような青春の1ページを過ごすことも祝福すべきゴールとなっているのが今までの恋愛リアリティーショートは異なっていて、それが最大の魅力でもあります。
Netflix『ボーイフレンド』を見た感想!恋愛したい女子こそ見るべき3つのポイント
ポイント①恋愛のキュンとしたピュアな感情を思い出させてくれる
恋愛リアリティーショーの良い効果としては、「自分もこういう恋愛したいな」「こういう素敵な告白されたいな」と自分に置き換えて見れるところだと思います。
男女の恋愛リアリティーショーでは、出演者が容姿端麗、スタイル抜群、お金持ちだったりして、どこか異次元の世界で起こっているようなものもあります。
また、「こんなあざとい女に騙されないで!」「この男、女なら誰にでも甘いこと言っている!」などと、モヤモヤ・イライラすることもあり。(ある意味、面白いところでもありますが!)
今回の『ボーイフレンド』に参加したメンバーは、本当にどこにでもいる普通の好青年ばかり。
ただ、恋愛対象が男性であるがため、出会いの数や恋愛の先の結婚観についての考え方など、交際にまで発展するには慎重になったりすることもあるでしょう。
そういったリアルな悩みや葛藤があるからこそ、気になる相手が見つかった時に、相手に自分の気持を伝えようとするところや、一歩引く引き際のタイミング、相手に自分の気持が上手く伝わらないいじらしさは、恋愛から少し遠ざかったいる女子や恋愛に遠ざかっているには、すごく学ぶものがあり、特に刺さるものがありそうです。
もし、今、あなたに好きな人がいたら気持ちを伝えたくなりますよ!
ポイント②“恋リア”ではなく出演者の成長物語に共感
出演者の生き様や葛藤を番組を通して視聴者も理解することで、出演者を心から尊重し、応援することが出来ます。
単に恋愛模様を描くだけでなく、ゲイであることを家族にどうカミングアウトしたのか、カミングアウト出来ないメンバーへ背中を押したり、お互いに気持が理解できる仲間が近くにいて、励ましてくれることの心強さといったら…。
恋愛リアリティーショーではありながら、作品の実態は、出演者の“成長ドラマ”の要素が大きいです。
確かにキスシーンやお泊りデートの場面描もあるのですが、決してイヤらしく描かれているわけではありません。
集団生活を通じて、出演者が成長する姿が描かれていることで、視聴者は“出演者を応援しよう”や“こんな友達が欲しい”という気持ちになるのだと思います。
ポイント③みんな違ってみんな良い!
日本におけるLGBTに関する社会的関心や理解は、まだまだ足りないこともありますが、近年その関心度は高まっていると思います。
パートナシップ制度を認める自治体もふえてきています。
影響力のある芸能界でも、昔は自身の性について語ることは出来ない風潮であったのが、今や色々なタレントや有名人がカミングアウトしています。
まだまだ課題はありますが、今回この『ボーイフレンド』に出演したメンバーは、卑屈なところも、卑下しているところも、悲観しているところも全くありません。
普通の男の子なんです!(褒め言葉です!)
女性だって、男性だって、学生だって、大人だって、みんな何かしら悩み事はあるし、疲れることはあるし、不安なことだってたくさんあります。
でも、自分の個性を受け入れ、悩み事とも共存しながら、いい仲間に出会い、素敵な恋愛をする。
そんなリアルさが自分の身にも起こるかもしれないと思わせてくれるのです。
みんな違って、みんな良い!
恋愛もそうですが、人生も、前向きに生きようと思わせてくれるのが魅力です。
Netflix『ボーイフレンド』の出演者
①DAI(ダイ)23歳 大学生
②TAEHEON(テホン)34歳 デザイナー
③RYOTA(リョウタ)28歳 モデル・カフェ店長
④GENSEI(ゲンセイ)34歳 ヘアメイク
⑤SHUN(シュン)23歳 アーティスト
⑥KAZUTO(カズト)27歳 和食料理人
⑦USAK(ユーサク)36歳 GOGOダンサー
⑧ALAN(アラン)29歳 ブラジIT企業勤務
⑨IKUO(イクオ)22歳 飲食店勤務
鈴木亮平や広瀬アリスもハマっているNetflix『ボーイフレンド』
まとめ
今回は男性同士の恋愛リアリティショー『ボーイフレンド』を見た感想と、恋愛をしたい女子にこそ見てほしいと思うお勧めポイントをまとめてみました。
今までの恋愛リアリティーショートは趣向が少し変わった作品であり、「恋愛したい!」「好きな相手に気持を伝えたい!」とドキドキした感情を思い出させてくれる作品です。
またメンバーの人間的成長も垣間見られ、「友情って良いな」「こんな仲間に出会いたい」という爽やかな気持ちにもさせてくれます。
ぜひ、Netflix『ボーイフレンド』ご覧になってみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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