テレビ番組のテーマ曲、CM曲を数多く手がけ、「探偵!ナイトスクープ」に“最高顧問”として長年出演するなど、関西を中心に圧倒的な存在感を放ってきた「浪花のモーツァルト」ことキダ・タローさん。
髪型が特徴的なので…見た目は「浪花のバッハ」と言ったところでしょうか。(ご愛嬌ということでお許しください!)
2024年5月14日、キダ・タローさんが93歳で天国に旅立たれました。
最高顧問キダ・タロー先生が、お亡くなりになりました。
— 探偵!ナイトスクープ【公式】 (@abc_knightscoop) May 15, 2024
4月19日の放送が、最後の出演となりました。
これまで最高顧問として、上岡さん、西田さん、松本さんという3人の局長を、そして、探偵たちの働きぶりを、我々スタッフを、優しく、厳しく、見守っていただきました。
ご冥福をお祈りいたします。 pic.twitter.com/TJMduyrDxj
そんなキダ・タローさんですが、猛烈な愛妻家として有名で、嫁である木田美千代さんとの馴れ初めもすごい衝撃的だったようです。
今回はキダ・タローさんと木田美千代さんの馴れ初めや、愛妻家エピソードをご紹介したいと思います。
キダ・タローの嫁(妻)は木田美千代!
キダ・タローさんの嫁(妻)は大阪府出身でタレントの木田美千代さんです。
明るく庶民的なキャラクターが人気で、関西のラジオ番組を中心にコメンテーターや講演活動を行っています。
木田美千代さんは元々「レモンレモンズ」というコーラスグループのメンバーだったようです。
しかし、ヴォーカルレッスン指導役を担当していたキダ・タローさんに見初められて、猛アタックの末、1964年4月に結婚されました。
結婚後、木田美千代さんは一度歌手を引退され、専業主婦になられたそうですが、専業主婦は性に合わなかったようで、料理番組「料理手帖」のアシスタントをされたことをきっかけにタレント業を再開されています。
キダ・タローさんと木田美千代さんは夫婦仲がとても良く、おしどり夫婦としても知られていました。
キダ・タローと木田美千代の馴れ初めが激アツだった!
1960年代、「スリー・グレイセス」という3人娘が成功してから、芸能界では3人娘がブームになったそうです。
大阪でも3人組の女の子に「レモンレモンズ」という名前をつけて育てるため、歌唱指導として白羽の矢が立ったキダ・タローさんでした。この「レモンレモンズ」のメンバーの1人が木田美千代さんでした。
キダ・タローのレッスン生であった木田美千代さんに一目惚れ♡
最初の出会いは生徒と先生だったのですね!
木田美千代さんに一目惚れされたその当時の様子をインタビューで語られていました。
それこそ一目会ったその日からみたいな感じですねぇ。しかし商品ですから。恋愛感情は持ち込めない。変なヤツと思とったらしいです。そら思いますやん。レッスンしてるときから、なんかムスッとしてる。こっちは困ってたのに。
サンスポ
キダ・タローさんの気持ちを隠そうとしている裏腹で不器用な感じが可愛らしく感じます。美千代さんがよほど魅力的だったのでしょうね。
その後、木田美千代さんは結核にかかり、止むなく「レモンレモンズ」を脱退されました。
“商品”ではなくなったので、キダ・タローさんに恋のチャンス到来ですね!
恋のチャンスが到来したキダ・タローさんは毎日のように病床にウナギやバナナを差し入れしたそうです。
また木田美千代さんのお母さんに「結婚したい」ことを伝えて、真剣な気持ちを見せたようです。木田美千代さんの弟たちには食べ物で釣っていたそうです(笑)
本人に言うのは恥ずかしいため、周りからかためていく作戦を取ったキダ・タローさんでした。
こうした猛アタックの末、1964年4月に結婚されました!
キダ・タローと木田美千代は年の差婚だった?
キダ・タローさんは33歳の時に結婚されました。
キダ・タローさんと木田美千代さんは年の差婚カップルだと噂されていますが、この噂は本当なのでしょうか。
木田美千代さんは年齢を非公開にされているため年齢不詳ですが、年齢を推測することは出来ます。
木田美千代さんが所属していた「レモンレモンズ」は1967年にデビューします。
他のメンバーは双子で1948年生まれだったので、デビューした時は19歳でした。このことから、木田美千代さんも同年代ではないかと推測することが出来ます。
仮に1948年生まれだとしたら、キダ・タローさんとの年の差は18歳になります。結婚した時は16歳????
あくまでも推測ですが、木田美千代さんは10代か20代前半と比較的若くして結婚したことは推測出来ます。
現在は76歳くらいでしょうか。
キダ・タローは猛烈な愛妻家として有名。愛妻家エピソードを紹介!
愛妻家として有名なキダ・タローさん。
しかし、嫁(妻)を愛するがゆえに少し行き過ぎたエピソードもちらほら聞こえてきます。
テレビで見せる快活なイメージのキダ・タローさんですが、自宅では木田美千代さんがいなければ何もできないダメ亭主だったようです。
「家に帰ったら、パジャマに着替えて、コンピューターゲームにかじりつきっぱなし。1歩も動かずにビールをグビグビ飲んでるんですのよ。まあ、熊みたいですわ」
日刊スポーツ
エピソード①自宅の電話に出ないことでパニック!警察に出動要請
キダ・タローさんは美千代さんを愛するあまり、誤解から警察沙汰になったことがあるそうです。
東京出張に来ていたキダ・タローさんはホテルから自宅に電話したところ、何度コールしても出ないことを心配して、警察に電話をかけたそうです。 何か事件に巻き込まれたのでは?誘拐されたのでは?と気が気でないキダ・タローさん。不安はどこまでも膨らみ、心配で心配でたまらなかったのでしょう。
携帯電話のない時代ですから、その気持も理解出来ますが…躊躇せずに警察に電話をかけてしまうとところが驚きです。
当の木田美千代さんがは外出していただけだったようです。
まさか、本人は捜索願が出されているとは想像もしなかったでしょうね。
エピソード②潔癖症で他人とお鍋NG、美千代さんOK
キダ・タローさんは潔癖性な面があり、お鍋料理は他人の口をつけた箸で具材を取るのはNGだったようです。
しかし、唯一嫁(妻)である木田美千代さんの箸であれば大丈夫だったそうです。
エピソード③束縛が厳しい
キダ・タローさんは木田美千代さんへの束縛も激しかったようです。
キダ・タローさんからの禁止事項の一例です。
- 同窓会に出席する
- 友人と観劇に行く
- 車の運転免許取得
「俺が通った時代の教習所はボロいアメ車に、柄悪い教官。あんな所に行かせられん」と教習所に通うことを禁じられていたそうです。
なかなかの束縛っぷりですね。
しかし!
50年以上も夫婦生活を続け、それでもおしどり夫婦として仲が良かったのを見ると、2人の相性が良かったのでしょう。相思相愛の仲で2人にしか分からない阿吽の呼吸もあり、苦しさは感じなかったのかもしれませんね。
かつて、キダ・タローさんの似顔絵をあしらったゴルフのボールマークを作った際に、木田美千代さんが「これいいのにしてん。安もんにしたらハゲてくる」と言い出し、その場にいた全員が聞かなかったように天井を見たというエピソードを明かした桂小枝さん。
こんな発言がサラッと出来てしまうのも夫婦ならではですね!
キダ・タローと木田美千代に子供はいない?
キダ・タローさん夫婦には子供はいません。
その理由については分かりませんが、長年夫婦2人で仲良く過ごされていたようです。
奥さんがいないとダメダメな亭主だったようですから、木田美千代さんにとってみたらキダ・タローさんが子供みたいな存在であったのかもしれませんね!
キダ・タローのプロフィール
1930年12月6日、兵庫県宝塚市で6人兄弟の末っ子として誕生。
結核で若くして亡くなった長兄のアコーディオンに幼い頃から親しんだことが音楽を始めるきっかけでした。関西学院高等部在学中に同級生だった俳優の藤岡琢也さん(2006年死去)とタンゴバンドを結成し(担当はアコーディオン)、キャバレーを回って小遣いを稼いでいました。
初めての作曲は浪人中で、大阪ミナミのキャバレーの歌。
当時のNo1ホステスで、後に「かしまし娘」を組んだ正司歌江さんが歌いました。
関西学院大学社会学部は中退した後、プロのピアニストを志し、作曲活動を本格化させました。
多くの放送番組のテーマ曲、CM曲、企業社歌を手がけたことから(自称は5000曲以上)、通称「浪花のモーツァルト」と呼ばれました。関西名物の象徴としても知られ、在阪のテレビ各局には「いざとなったら、キダに頼め」と言われる存在でもありました。
2024年5月14日、93歳にて永眠されました。
テレビ番組のテーマソング
NHK「生活笑百科」
ABCテレビ「プロポーズ大作戦」「ラブアタック!」
読売テレビ「2時のワイドショー」
深夜放送ラジオ
「ABCヤングリクエスト」
CMソング
「かに道楽」
「出前一丁」
「小山ゆうえんち」
歌謡曲
「ふるさとのはなしをしよう」(北原謙二)
その他
「アホの坂田」のテーマ
まとめ
今回はキダ・タローさんと木田美千代さんの馴れ初めや、愛妻家エピソードを紹介しました。
以下、今回のまとめです。
- 馴れ初めはレッスンでのキダ・タローの一目惚れ
- 木田美千代の年齢は非公開
- 「レモンレモンズ」で活動していたメンバーは1948年生まれで同世代か
- 年の差婚の可能性あり
- キダ・タローと木田美千代夫婦に子供はいない
- キダ・タローと木田美千代夫婦はおしどり夫婦だった
- キダ・タローは愛妻家のあまり束縛エピソードがすごい
数多くの作品を残したキダ・タローさん。これらの楽曲が未来永劫、後世に引き継がれ愛されることを祈ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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