朝ドラ「ブギウギ」の趣里はなぜ起用された?ヒロインが主題歌を担当?

いよいよ10月2日(月)より連続テレビ小説「ブギウギ」がスタートします。

ヒロイン花田鈴子役は趣里さんが演じます。

笠置シヅ子さんをモデルに、銭湯の看板娘から、“ブギの女王”と呼ばれる歌手になっていく鈴子の物語が描かれていきます。劇中では弾けんばかりの元気な笑顔と歌声、ダンスを披露している趣里さんですが、朝ドラのオーディションには4度目の挑戦でやっと掴んだヒロインでした。

そこで、今回はなぜ連続テレビ小説「ブギウギ」に趣里さんが起用されたのか?併せて趣里さんの魅力、ドラマの魅力について探っていきたいと思います!

来週から始まる朝ドラがより楽しめるように、そして毎日見たくなるようなお手伝いが出来れば嬉しいです。最後までお付き合い下さい。

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趣里さんはなぜオーディションに合格したのか?

若手女優のブレイクへの登竜門とされている、連続テレビ小説のヒロイン役になぜ起用されたのでしょうか?

それは「バイタリティー溢れるヒロインのイメージが趣里さんのバレエの経験を生かしたダンスや歌とぴったりハマったから」でしょう。

オーディションに参加したのは2471人!

当然ですがヒロインは“1人/2474人”です。この熾烈な競争からヒロインの座を勝ち取った趣里さん。

オーディションの応募年齢は30代まで広く募ろうという意図があったそうです。

笠置シヅ子さんはとてもバイタリティーのある方なので、普段のヒロインオーディションよりも年齢の枠を広げたようです。これまでにオーディションには3回落ち、もうチャンスはないんだろうなと思ってい趣里さん。

しかし、今回の役の募集年齢がちょうど趣里さんの年齢だったので、もう一回頑張ってみようと奮起して臨んだそうです。これは、運命的ですよね!

「今回、オーディションの募集の年齢がちょうど私の年齢までだったので、自分にもまだチャンスがあるんだと思って、最後のチャンスだと思って挑戦させていただきました」

シネマトゥデイ

脚本を務めるのは日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳さん。

足立紳さんのコメントは以下の通りです。

趣里さんの、猫の目のようにクルクルと変わる豊かな表情と、ちょっとハスキーな声は、我々スタッフたちが考えているヒロインのイメージにぴったりです。スタッフたちはみんな今、「趣里さんにあんなこと言わせてみたい!」「こんな動きをしてもらったら……!」と想像してはニタニタと笑顔を浮かべワクワクズキズキしています。

NHK

制作統括である福岡利武さんのコメントは以下の通りです。

オーディションでの趣里さんのお芝居と歌、そして佇まいがとてもステキでした。にじみ出るなんとも言葉ではうまく表現できない個性と魅力、芯の強さ、そして愛嬌たっぷりの笑顔が印象的でした。趣里さんがすっと心に入ってきました。

NHK

多くの舞台や映画、テレビドラマに出演して地道に経験を重ねてきた趣里さんの演技力の高さは言うまでもありません。(すみません…)超美形ではないけれど、演じる人物が、実在しそうなリアルで自然体がある演技力が素晴らしい女優さんだと思います。

4歳からクラシックバレエを習い始め、本格的にバレリーナを目指していた過去を持つ趣里さん。

オーディションで披露した踊りは艶やかで華やかで大絶賛だったようです!劇中でも踊りのシーンは多いので、注目ですね。

『バイタリティー溢れるヒロインのイメージが趣里さんのバレエの経験を生かしたダンスや歌とぴったりハマったこと』がオーディション合格の理由のようです。

朝ドラ「ブギウギ」はどんなストーリー?

Tomoちん
Tomoちん

「ブギウギ」は満面の笑顔と底抜けに明るいヒロインが、多くの困難を乗り越え、歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく物語です。

どんなストーリーなの?
大正の終わり頃、大阪の下町の小さな銭湯の看板娘・花田鈴子は、歌って踊るのが大好きな天真爛漫な女の子。小学校を卒業した鈴子は「歌と踊りでみんなを笑顔にしたい」と思うようになり、道頓堀に新しくできた歌劇団に入団。必死に稽古にはげんだ鈴子は、メキメキと成長、抜群の歌唱力で頭角を現していきます。


昭和13年、鈴子は上京。そこで、人気作曲家と出会い、大きく運命が変わります。鈴子は、作曲家の指導を受け、“スウィングの女王”と呼ばれ人気歌手になっていきます。
しかし、戦争が始まると、鈴子が置かれた状況は一変。鈴子の歌っていた歌は「敵性音楽」となり、鈴子の舞台での歌や踊りが厳しく制限されてしまいます。さらに、鈴子の弟は出征。また、ちょうどその頃、鈴子の母も病気で亡くなってしまいます。


不幸が重なり悩んでいた鈴子の前に、ある青年が現れます。ふたりは恋に落ち、やがて結婚を誓いあうまでに。しかし、青年の家族は大反対、結婚はなかなか実現しません。やがて戦争が終わり、鈴子は青年の子を身ごもります。ところが、青年は病にかかってしまいます。会えない日々が続き、そして、臨月の鈴子のもとに届いたのは青年の訃報でした。死に目に会えず、結婚もできないままの別れ。数日後、鈴子はひとりで娘を出産します。

鈴子は、ひとりで娘を育てながら舞台で歌います。そんな中、生まれたのが「東京ブギウギ」です。

明るく、飾らず、全身で歌う、鈴子の真骨頂。戦後の傷ついた日本に、その歌声が響き渡ります。鈴子の歌声に合わせて、笑顔で歌い踊る人たちが日本中にあふれていきました。鈴子は“ブギの女王”と呼ばれるようになり、大スター歌手への階段を駆け上がっていきます。

Tomoちん
Tomoちん

戦争のせいでヒロインの人生は波瀾万丈なものになりそうですね。
暗く辛い時代背景の中でも「東京ブギウギ」の誕生は物語に一筋の明るい希望を与えてくれそうですね。どんな試練が待ち受けていようと、鈴子(趣里さん)の笑顔が、希望や元気を与えてくれそうです。

モデルの笠置シヅ子さんとは?

笠置シヅ子さんのプロフィール

生年月日:1914年8月25日-1985年3月30日
戦前から戦後にかけて活躍し、特に戦後は「ブギの女王」として一世を風靡した。
戦後の邦楽界に、躍動感のあるリズムの楽曲と派手なダンスパフォーマンスを導入したことで革命的な存在となった。
シヅ子の歌は今日に至るまでたびたびカバーされ、日本のポップス、あるいはJ-POPに多大な影響を与え続けている。 「東京ブギウギ」が特に有名。

朝ドラヒロインがなぜ主題歌を歌う?

主題歌:「ハッピー☆ブギ」
作詞・作曲:服部隆之
歌唱:中納良恵、さかいゆう、趣里

笠置シヅ子さんと言えば、歌とダンスが大きな魅力です。

趣里さんは鈴子を演じるに当たり、ボイストレーニングのレッスンを受けているそうです。「今は歌うことが楽しくなってきた」と言って、日に日に鈴子という役柄を自分のものにしています。

そんな趣里さんの成長に、音楽を担当する服部も太鼓判。「もともと考えていなかった」という主題歌「ハッピー☆ブギ」に趣里さんが参加することになったそうです。中納良恵(EGO-WRAPPIN’)さんと、さかいゆうさんの2人が歌うつもりで作っていたそうですが、趣里さんがどんどん歌が上手くなっていき急遽、参加が決まったようです。

Tomoちん
Tomoちん

ボイストレーニングにより歌唱力をつけて、役柄そのままに歌が上手くなったのですね!

趣里さんといえば、両親の七光りを嫌い、2011年に“水谷”の姓を外して『3年B組金八先生ファイナル』のオーディションを受け、金八先生に恋する中学生役を掴んでいます。

芸能界での活動を快く思っていなかった水谷豊さんを説得するために、ヌードにも挑戦したり、確実に着々と女優としての道を歩んでいる趣里さん。父親である俳優の水谷豊さん、母親である元キャンディーズの伊藤蘭さんの素晴らしいDNAは「土台」にこそなっているものの、その後の「成長」はご本人の努力の賜物なんですね。

メキメキと歌唱力を上げた趣里さんの歌う主題歌、楽しみですね!

趣里のプロフィール

プロフィール

本名:水谷 趣里(みずたに しゅり)
生年月日:1990年9月21日(33歳)
出生地:東京都
身長:158cm
血液型:O型
活動期間:2011年〜
家族:水谷豊(父)、伊藤蘭(母)
趣味:フィギュアスケート、映画鑑賞
特技:クラシックバレエ、英語、ギター

母親である伊藤蘭さん曰く、趣里さんはお芝居に対する想いが熱く、とても努力家であることが分かります。

本人は望んでいなくても、やはり両親が大物芸能人だとどうしても色眼鏡で見られてしまい、「親の七光り」と言われることもあったことでしょう。

「顔は私に似ているとよく言われますが、気質は夫似。努力家で、お芝居に対する思いがすごく強いですね。何か言ってこない限り、こちらから口を出すことはほとんどありません」

女性セブン

ご自分の努力で現在のキャリアを築き上げている趣里さん。

10月2日(月)より始まる連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロイン役は趣里さんを代表する作品になるのではないでしょうか。

まとめ

今回はなぜ連続テレビ小説「ブギウギ」に趣里さんが起用されたのか?併せて趣里さんの魅力、ドラマの魅力について探ってみました。

趣里さんが“2474人”の中の1人に選ばれたヒロインは、バイタリティー溢れる天真爛漫な女性です。このヒロイン鈴子のイメージが趣里さんのバレエの経験を生かしたダンスや歌とぴったりハマった為、4度目の挑戦にしてやっとヒロイン役を獲得されました。

努力家である趣里さんは演技はもちろん、踊りや歌にも力を入れていて、朝ドラとしては初めてヒロインが主題歌を歌うというニュースも話題になっています。

戦争の陰を感じる時代の物語なので、暗く辛いシーンもありそうですが、ヒロインである鈴子の歌声や明るいキャラクター、辛くても生き抜いていく力強さなど、見どころの多いドラマになっていると思われます。趣里さんの熱演に期待ですね!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!