唐十郎の再婚した嫁(妻)は誰?子供は何人?元妻は李麗仙で息子は大鶴義丹!

2024年5月4日、「アングラ演劇」の始祖とも言われた劇作家、演出家、俳優の唐十郎(からじゅうろう)さんが、急性硬膜下血腫のため84歳で亡くなりました。

日本の演劇界の大きな損失ではありますが、唐十郎さんの意思を引き継ぐ俳優さんによっては作品はこれからも永遠ですね。

さて、唐十郎さんの最初の妻は李 麗仙さん(り れいせん /イ・ヨソン)で、その息子は俳優の大鶴義丹さんです。その後、李 麗仙さんとは離婚され、1989年に再婚されます。

再婚した2番目の奥様がどんな方なのか気になりますね。

調べてみると…さすが唐十郎さんだけあって、その家族は演劇一家であることが分かりました。

今回は唐十郎さんの奥様や子供たちなど、家族構成について調べてみました。

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唐十郎の嫁(妻)は誰?

では、唐十郎さんの嫁(妻)についてまとめてみました。

唐十郎さんは2回結婚をしており、2人の奥様との間に3人のお子さんがいます。

最初の嫁(妻)は女優の李 麗仙(1967年 – 1988年)

唐十郎さんの最初の嫁(妻)は李麗仙(り れいせん /イ・ヨソン)さんです。

李麗仙さんは在日韓国人3世で日本生まれ。1975年に日本国籍を取得。

働きながら舞台芸術学院に通っていた頃、2歳年上の唐十郎さんと知り合い、唐十郎さんが立ち上げた劇団に誘われました。その後、舞台芸術学院を中退して状況劇場に参加。

1963年21歳の時に日本名「星山初子」の名前で舞台デビューします。

同劇団の看板女優として活躍しましたが、その生活は極貧で4畳半一間に暮らし、生活費と公演資金を稼ぐために2人は金粉ショーのダンサーとしてキャバレーを回ったこともありました。

Tomoちん
Tomoちん

若かりし頃の李麗仙さん。綺麗ですね!

唐十郎さんは李麗仙さんに劇団へ誘った時点でその光る魅力や才能を感じていたのでしょうね。

公私ともに良きパートナーであり、盟友(同志)であり、ライバルであった様子が垣間見られるエピソードです。2人で劇団を引っ張り、ケンカと思うほどに激しく意見を交わしていたと言います。

作家の嵐山光三郎さんは思い出す。

「二人の結婚前、唐さんが李さんを連れて私の下宿に遊びに来た。そのまま泊まり、唐さんが李さんの肩に手をかけて寝ていた姿が今もまぶたに浮かんできます。唐さんはすっかり惚れ込んでいました。状況劇場は彼ら二つの才能が先頭を切って突っ走ってきた劇団です」

デイリー新潮

1967年に25歳で唐十郎さんと結婚し、翌年に長男の大鶴義丹さんを出産。

結婚から21年目の1988年に2人は離婚します。

翌年の1989年に唐十郎さんは再婚していますが、そのお相手とは李麗仙さんと結婚している時から関係があったと見割れています。

離婚の理由がハッキリと報じられているわけではありませんが、離婚の原因は唐十郎さんの「不倫」にあったと言えるでしょう…。

Tomoちん
Tomoちん

離婚して1年での再婚って…そりゃ曰く付きでしょうね。

李麗仙さんは2021年6月22日、肺炎のため79歳で逝去。

他界した翌日、息子の大鶴義丹さんに付き添われ最期の対面を果たした唐十郎さんが李麗仙さんにかけた言葉が泣けます。

「唐さんは、李さんの御遺体と対面すると合掌し、すぐ横にあった椅子に腰をかけて、自由の利かない手を叩き始めたんです。これは、“幕が下りた。おつかれさん”と、演出家が看板女優をねぎらう拍手だと気づきました。それから李さんの顔を触ったりしながら、何事か話しかけたようでした。突然、劇中歌を歌い出す場面もありました。唐さんは帰り際にくるっと李さんの御遺体の方を振り返り、“さようなら”と言うかと思ったら力強くこう言ったのです。“李麗仙、また逢おう!”と。二人三脚の強い絆に震えました」

デイリー新潮

残念ながら、夫婦関係は破綻してしまいましたが、劇団や演劇界を牽引してきた盟友としての絆は強固でした。

やはり苦楽を共にした経験は何にも変えられない結びつきを生むのでしょう。

離婚しても、決して憎しみ合って別れたわけではないのですね。

唐十郎さんに「また逢おう!」と言わせた2人の関係性に再婚した奥様でされも割り込めない何か強いモノを感じずにはいられません。

再婚した嫁(妻)は美和子さん(1989年2024年)

2007年に公開された大島新監督の「シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録」は、唐十郎さんと14人の劇団員たちで成る劇団唐組”の活動を記録したドキュメンタリー映画です。

そのキャストの中に大鶴美和子」「大鶴美仁音」「大鶴佐助」の名前が載っています。

ちなみに、唐十郎さんの本名は大鶴義英さんですので、ここに記載された「大鶴美和子」さんは再婚した嫁(妻)である可能性が高いと思われます。

もしかしたら奥様も劇団唐組に所属されているのかもしれません。

唐十郎さんが女性と出会う可能性としては、「劇団」が1番自然な出会いの場となり得ます。

2022年10月31日の明治大学シェイクスピアプロジェクトにて、唐十郎さんの作品を朗読されました。

その際、協力の欄に「大鶴美和子」さんの名前が記載されています。

この事から唐十郎さんの嫁(妻)は劇団唐組の女優兼事務的な事もされてるのかもしれません。

唐十郎の子供たちは何をしている?

唐十郎さんには3人のお子さんがいます。

  • 大鶴義丹さん…1968年4月24日(56歳)
  • 大鶴美仁音さん…1991年生まれ(33歳)
  • 大鶴佐助さん…1993年11月14日(30歳)

💡3兄弟揃って日本大学芸術学部で学んだという共通点があります。

大鶴義丹のプロフィール

最終学歴:日本大学文芸学部卒業
大学在学時代に映画『首都高速トライアル』により本格デビュー
テレビドラマと舞台を中心に俳優活動を続ける
1990年『スプラッシュ』で第14回すばる文学賞を受賞し、小説家デビュー
1995年『となりのボブ・マーリィ』にて映画監督デビュー
現在までに6作品の劇場公開映画を監督
昨今では監督やプロデュースなど、制作側としての活躍も見せるなど、多方面で才能を見せる

1994年:マルシアと結婚し女児をもうけるが、2004年に離婚
2012年:一般女性と再婚

大鶴美仁音(みにょん)のプロフィール

最終学歴:日本大学演劇学科
職業:俳優、舞台美術
名前の読み方:美仁音で「みにょん」
韓国語でミニョンは「可愛いらしい」「可愛い女の子」と言う意味
好きなもの:南フランス、海、上杉謙信、二宮和也、シャガール。
世界が終わる前に一番食べたい物は、シラスご飯

大鶴佐助さんのプロフィール

最終学歴:日本大学演劇学科
職業:俳優
劇団ヒトハダ座長
2005年、12歳の時に映画『ガラスの使徒』でデビュー

兄弟で2人芝居をしたこともあるようで、2人のお顔も載っていました。

Tomoちん
Tomoちん

大鶴義丹さんは、お母様の李麗仙さん似で、異母兄弟の美仁音さん、サスケさんはお父さんの唐十郎さんに似ているような気がします!

まとめ

今回は唐十郎さんの奥様や子供たちなど、家族構成について調べてみました。

最初の嫁(妻)は李麗仙さんで、2番目の嫁(妻)は美和子さんで、お子さんは3人、大鶴義丹さん、大鶴美仁音さん、大鶴佐助さんで、皆、俳優業に就いているようです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。