NHK連続テレビ小説「ブギウギ」で梅丸少女歌劇団を盛り上げる秋山美月を演じている伊原六花さんの熱演が話題になっています。
タップダンスの名手としてキレのある踊りを披露し、凛とした男役を演じています。
また10月にスタートした広瀬アリアスさん主演のドラマ「マイ・セカンド・アオハル」にも出演中です。こちらは朝ドラの役とは真逆で、小悪魔の女子大生役を好演しています。
自己主張の強い小悪魔系女子の役はとても新鮮で、新たな一面が開花したような気がします。
さらに髪をショートにしてから、大人っぽさも増してさらに役の幅が広がりそうです。
今、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの伊原六花さん。
そこで、今回は伊原六花さんの女優人生の分岐点となったものは何か?
どんな人物なのかに迫り、伊原六花さんの魅力を5つ紹介していきます。
伊原六花のプロフィール
本名:林 沙耶(はやし さや)
生年月日:1999年6月2日(24歳)
出生地:大阪府大阪狭山市
身長:160cm
血液型:A型
職業:女優・歌手
活動期間:2017年 –
趣味:料理、読書、観葉植物、盆栽、トカゲ飼育、南部鉄器
特技:ダンス 好きな食べ物:さつまいも(芋女)
2008年〜2012年 子供ミュージカルに出演。
2013年〜2015年 劇団 RKKに所属。
2015年 登美丘高校に入学。ダンス部に入部。
2017年「日本高校ダンス選手権」準優勝。
“バブリーダンス”が大きな話題となる。
2018年 登美丘高校を卒業。 同年、芸能界へ本格デビュー。
運命の出会い‐実は子役出身!
伊原六花さんは実は子役出身です。
2歳年上の姉の影響で4歳からバレエを習い始め、子供ミュージカルにも出演していました。
12歳の時に見た友達の先輩が立つステージが人生で初めてのミュージカルでした。
「本の中の世界を現実にできるなんて!」と一瞬でミュージカルに魅せられた伊原六花さんはミュージカル教室へ通い始めました。
初めて演じたのは「青い鳥」で、以降「星の王子さま」「ズボン船長」などの舞台に立ちました。
そんな中、劇団四季の元メンバーが開催したワークショップに参加。その中で披露されたジャズダンスを見て「やりたいことはこれだ!」と思ったそうです。
その後の伊原六花さんの行動力は凄まじく、なんと、その方が主催する兵庫県のミュージカルクラブに通い始めました。
放課後に1時間半ほどかけて、1人で西宮まで電車で通う日々は3年間近く続きました。
王道のミュージカルに触れた伊原六花さんは、水を得た魚のようにバレエ、声楽、シアタージャズなど、次々に吸収していきました。
人生の転換期‐高校時代
全国大会常連のダンス部を擁する登美丘高校ですが、もとは伊原六花さんが住む地域の学区外でした。その学区制度が緩和されたのが、中学2年生の時。
伊原六花さんは元々、違う高校への進学を考えていたそうです。
しかし、進路相談の際に担任の先生が紹介してくれたのが、ダンスが盛んな登美丘高校でした。
突如として、運命の道が選択肢に飛び込んできたのです。
YouTubeでダンス部の動画を見ると、ミュージカルっぽいダンスを踊っていることが決定打になり、それからは登美丘高校に入るために、必死に勉強したそうです。
「奇跡」「運命」は身近なところに存在していますが、それは普段はなかなか気が付かないものです。奇跡や運命は出会いや本人の努力や時には運によって加速し、一気に近付くことがあります。
幼い日に「青い鳥」に心を魅了された伊原六花さんは、日常的に触れてきた「大好きなもの」の中に、自分の居場所となる夢を発見したのですね!
幾重にも重なる奇跡は令和のシンデレラストーリーのようです。
無事に合格。2015年に入学しダンス部に入部します。
女優の原点「可愛すぎるキャプテン」
1985年に大ヒットした萩野目洋子さんの「ダンシング・ヒーロー」をメインソングに振付師akaneさんが手がけた「バブリーダンス」。
2017年、このダンスを引っ下げて登美丘高校ダンス部が出場した「日本高校ダンス選手権」では惜しくも準優勝でした。伊原六花さんはダンス部のキャプテン兼センターとしてパフォーマンスしました。
しかし、記録よりも記憶に残るパフォーマンスとしてYou Tubeで大バズり!
それきっかけに、楽曲の歌い手である萩野目洋子さんも再ブレイクを果たし、振付師のakaneさんも日本有数の振付師へ仲間入りしました。
中でもダンス部のキャプテンである伊原六花さんは、メディアにも多く露出し、愛くるしい笑顔と明瞭な受け答えで注目を集めました。
「可愛すぎるキャプテン」と世間を騒がせました。
まさに「バブリーダンス」は当時のエンタメ界を揺るがす社会現象となりました。
これをきっかけに、出演オファーが舞い込み、2017年の年末には、郷ひろみさんとの共演という形で紅白歌合戦にまで出場しました。
そして、いつの間にかお茶の間の人気者となったいち女子高生は、大学進学はせずに、高校在学中に芸能事務所にスカウトされ芸能界の道へ進むこととなりました。
高校卒業と同時に“伊原六花”として女優としての一歩を歩み出すことになりました。
深紅やエメラルドグリーンのド派手なジャケット、ひざ上のタイトスカート、ソバージュ、扇子、大きな携帯電話。
80年代を代表するメイクやファッションに身を包んだ女子高生たちが荻野目洋子さんのヒット曲「ダンシング・ヒーロー」に合わせキレッキレに踊るバブリーダンス。
振り付けこそ当時の流行りをパロディ化したコミカルな内容ながら、ダンスそのものは一糸乱れぬパフォーマンス。
表情もコミカルであったりクールで真面目。
そのコントラストが生徒たちの努力や情熱が見る者の心を強く打ちます。
伊原六花 5年ぶりのバブリーダンスが話題
2022年11月23日、自身のYouTubeチャンネル「伊原六花のSTEP & GO」で5年の時を経てカムバック。フル再現した令和版「バブリーダンス」として動画を公開しました。
5年ぶりに当時と同じ衣装・楽曲・ロケーションでの完全再現に挑戦しました。
5年前にakaneさんのチャンネルに投稿された動画と同じ「CLUB PICCADILLY UMEDA OSAKA」を撮影場所とし、当時一緒に踊っていた同級生も在籍するakaneさんプロデュースのダンスチーム「アバンギャルディ」のメンバーとともに再び、思い出のパフォーマンスを披露しました。
動画公開から約1年が経ちますが、これまでに約1270万回も再生されており、未だに再生回数を伸ばしています。
多くのコメントがあり多数の反響が寄せられています。
5年ぶりとは思えないくらいのレベルの高さ。 本当にすごいです。 六花ちゃんもですが、周りで一緒に踊っている皆さん全て一人ひとりに拍手とありがとうを伝えたいです。 みんなみんな最高に素敵です!
完全再現どころか大人の魅力が加わってパワーアップしてますやんか! こんなにもコミカルなダンスやのに涙が出てくるという謎の感情。なんでんねんこれ!とにかく最高です。
これが普通の高校のダンス部のダンスってのが凄い…。選曲、振り付け、表情、全てが今までになかったものだから余計に凄い。 あと、こんな青春おくれたことが羨ましい。
伊原六花さんのバブリーダンスは少しも衰えず、キレッキレですね!
高校生の時より大人の魅力が加わって表現力もさらに増しましたね!
伊原六花の5つの魅力
魅力①「体育会系」出身ならではのタフさ
現在出演中の「ブギウギ」は、得意のダンスを生かせるうってつけの役柄です。
伊原六花さんもかなり気合が入っているのではないでしょうか。
趣里さん演じる主人公のスズ子の明るさとは対照的に、情熱を内に秘めたクールな表情がとても印象的です。
2023年10月公開の主演映画「リゾートバイト」。
劇中のエビ反りシーンがCGだと思うほどの身体能力の高さを披露しています。
ダンス部は一見、華やかに見えますが、たゆまぬ努力と積み重ねが求められる世界です。
伊原六花さんが高校2年生の時、大会の出場メンバーに選ばれずとても悔しい想いをしたそうです。
それから、ひたすら練習をして死ぬほど努力をしたそうです。悔しさをバネに努力を惜しまなかったからこそ、芝居やダンスなどで豊かな表現力を発揮できているのだと思います。
体育会系の環境の中で、身体的な強さはもちろんのこと、ダンスを通して精神的なタフさ、実直さ、堅実さなどを身につけていったのではないでしょうか。
魅力②屈託のない笑顔
伊原六花さんと言えば、大きな瞳と笑顔がチャームポイントです。
昭和のアイドルのような顔立ちで、愛嬌もあり清潔感があります。
若い人から年配の方まで幅広い年齢層に好感度が高いところもポイントですね。
魅力③ノリの良さ
最近は映画やドラマ以外でも需要が高まっていて、バラエティーでの活躍も目立ちます。
「ラヴィット!」では芸人顔負けの体を張ったロケにも挑戦して、視聴者から“好感度上がった”という意見が多くありました。
「櫻井・有吉THE夜会」に出演した際も、キレキレのバブリーダンスを披露し、スタジオを盛り上げていました。
伊原六花さんは大阪出身でノリもよく、バラエティー班からも重宝される存在になっていますね。
魅力④仕切りの上手さ
10月末にNHKの歌番組「わが心の大阪メロディー」の司会を今田耕司さんとやっていたのですが、場回しが堂々としていました。
将来、NHK紅白歌合戦の司会にも抜擢されるのではないかと期待する声も上がったほどです。
舞台経験も豊富で度胸があり、場の雰囲気も明るくする人柄が好印象です。
魅力⑤プロ意識の高さ
ドラマ公式のInstagramでは、舞台シーンの撮影時、舞台に足を踏み入れる前に立ち止まって、一礼していたというエピソードが披露されていました。
女優としてのプロ意識の高さが垣間見られた一面ですね。
まとめ
今回は伊原六花さんの女優人生の分岐点となったものは何か?どんな人物なのかに迫り、伊原六花さんの魅力を5つ紹介しました。
伊原六花さんの女優人生の分岐点は高校時代に披露した「バブリーダンス」でした。
本人の資質とSNSやメディアによって編まれた、まさに令和のシンデレラストーリーでしょう。
俳優としてまだまだ大きく飛躍する可能性を秘めていることは間違いありません。
持ち前の努力と仕事に対するひたむきささで、伊原六花さんの“おったまげー”な快進撃はまだまだ続いていきそうですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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